2009年9月17日木曜日

国営マンガ喫茶を鈴鹿山麓リサーチパークに!


 国営マンガ喫茶などと揶揄され、117億円という莫大な建設費に対して効果があまりにも疑問視されていた文化庁による「国立メディア芸術総合センター」について、川端達夫文部科学大臣が建設の白紙撤回を明言したそうです。

 マンガに代表される日本のコンテンツ産業が、世界のサブカルチャー文化をリードしているのは事実ですが、経済危機対策に便乗して計画が急浮上してきた不透明さといい(巨額の税金をドブに捨てていることで有名な厚生労働省の「私のしごと館」も、当初の予算になかったものが経済対策として年度途中で新たに組まれた補正予算の中で、ろくな審議も経ないままドサクサで建設のゴーサインが出た経緯があります。)、そもそものセンター建設目的といい、予測される波及効果といい、はてなの連続???の計画だったように見受けられるので、大臣のこの判断は妥当なものと言えると思います。

 しかし、一方でコンテンツは有望な産業です。日本のソフトパワーが世界を凌駕することは、未来型の新産業の創造にもつながります。
 ならば、三重県の負の遺産である、鈴鹿山麓学園都市にこれを誘致してはどうでしょうか。
 ご存知の方は案外少ないと思いますが、かつて三重県は、四日市市の山間部、桜地区に「三重ハイテクプラネット21」という構想の下、環境保護技術、バイオ、新素材などの研究開発機能の集積を図る目的で、鈴鹿山麓研究学園都市という、共同研究施設、展示施設、研修施設などの巨大施設からなる都市を建設しました。
 現在でも、環境保全技術の海外移転を図る財団法人(ICETT)の施設や、 研究者の交流拠点となる(はずだった)鈴鹿山麓研究学園都市センターなどが建っています。
 近未来を感じさせる非常に斬新なデザインの壮麗かつ大規模な建物群が忽然と山の中に姿を現すのは非常にSF的な光景です。

 しかし、交通が不便なこともあって、また、この構想が計画された約20年前から経済状況は厳しさを増しているせいもあって、事業は構想途中で頓挫しており、都市センターなどはほとんど利用もされていないまま、いわば塩漬けの状態となっています。

 ここに、「国立メディア芸術総合センター」を誘致するのです。
 どうせ都市センターは空き家に近い状態なのですから、少々改装費用がかかっても新築に比べて格段に安い予算ですむはずで、それは国民の理解も得られるのではないでしょうか。
 これは決して冗談ではありません。このくらい本気で皆が変わらなければ、三重県でのコンテンツ産業の浸透も、鈴鹿山麓リサーチパークの再生も、決してありえないと思うのです。
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