2009年10月5日月曜日

ローカル路線バス乗り継ぎ 人情ふれあい旅


 自分も典型的な日本のオジサンになってきたと自覚するのは、テレビ東京系の いい旅・夢気分 とか、土曜スペシャルなんかの旅番組を心底楽しみながら見れるようにあったことです。

 スタジオでの前フリも何もなく、いきなり出発地点の新宿駅とかからロケが始まり、出てくるのは旬を過ぎたと思われる芸能人夫婦(しかも、夫婦の片一方は素人)、オールロケ。

 しかし、この徹底したお手軽さのほうが、わけのわからない芸能人がやたらたくさんヒナ段に座って、放送作家の書いた台本どおりのアホなコメントを連発しているフジやTBSの番組よりもシンプルで上質なように思えてくるから不思議です。

 特に、先週末、三重テレビで再放送していた 土曜スペシャル ローカル路線バス乗り継ぎ 人情ふれあい旅 みちのく奥州街道 日光~松島には完全にハマりました。

 
元アイドル歌手の太川陽介さん(この人は本当にキャリアが長い!)、マンガ家の蛭子能収さん、女優の藤田朋子さんの3人が、日光駅前から路線バスだけに乗って、松島までを3泊4日の行程で走破するもの。
 この、路線バスだけを使う、というのがミソで、だいたいが地元民しか乗らない生活路線なので、短い路線が多く、長距離を乗り継いでいくことも想定されていないため、ダイヤもまったく連絡がなく、そもそも先につながるバス路線があるのかないのかわからないまま、行き当たりばったりで進んでいきます。(もっとも、ロケの事前調査はしてあるでしょうから、ある程度はシナリオがあると思うのですが)
 鉄道を乗り継げば日光と松島など数時間でたどり着いてしまうし、せめて高速バスを使えば1日あれば付いてしまう距離を、結局30回近くバスを乗り換え、2万円近くの運賃をかけて、地域の人やバスの運転手さんに励まされながら、ほぼ4日間かけてたどり着く様子に、ついつい自分も同化して見入ってしまいました。
 特に今回の日光~松島編は、民営バスの路線を、市や町が運営するコミュニティバスが補完しているというわが国の地方都市や郡部の交通事情が図らずもよく現れていました。

 このシリーズ、案外人気のようで、ブログで検索すると数十件出てきます。日光~松島編はすでに第5弾。前回の東海道編(東京~京都)とか、北海道編もなかなか面白かったので、そろそろネタ切れかもしれませんが、テレビ東京と太川陽介さんにはぜひ頑張ってほしいものです。



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