2012年6月6日水曜日

どうやって15%も節電するのか?

誤解している向きが案外多いのですが、三重県にある関西電力の給電エリアは、関西を自称している伊賀地域(伊賀市と名張市)ではなく、実は三重県南部の東紀州地域、そのうち、熊野市の大部分の地域(井戸町、木本町、金山町、飛鳥町、五郷町など)と、南牟婁郡御浜町、紀宝町の1市2町のエリアです。
人口でいえば約4万人。
三重県全体の2%ほどを占める規模です。

三重県でも大部分を占める中部電力の給電エリアでは、今夏の節電要請が5%。
これに比べて、原発運転再開で揉めている関西電力エリアは何と15%の節電要請が出ています。


もっとも、関電のホームページにも注意書きがあるように、常時15%以上の節電を行う必要はなく、需要と供給のギャップが大きくなると予想される7月2日(月)~9月7日(金)の間の、平日、9時~20時の間、その中でも特に需要が多い13時~16時に重点的な節電をしてほしいとのことです。


一般家庭であれば、
・エアコンの設定温度を1℃下げるとともに、フィルターをこまめに掃除(4%節電)
・ガス温水器、給湯機器などを使わないときは電源を切る(2.8%節電)
・テレビ、ビデオを使わないときは電源を切る(1.5%節電)
・ウォシュレット型便座は未使用時にふたを閉め、モードは節電モードに設定(2.0%節電)
・冷蔵庫の温度を「中」に設定し、詰め込む量を1/2にする(2.1%節電)
・洗濯乾燥機は使わない(2.8%節電)
などで何とか15%は節電可能かもしれません。(この情報は、NAVARまとめ から引用)

しかし、この程度ならすでにやっているというお宅も多いでしょう。
問題なのは、オフィスや工場といった業務用の節電方法です。 15%の節電、つまり今までの使用量の85%でやりくりしろというのは、実際には非常に困難であると思われます。

6月7日付け(ママ)の紀南新聞on lineにも、 熊野市役所、御浜町、紀宝町の役場の対策が報じられていますが、これといった妙案はないようです。

一部のエネルギー専門家によると、実は日本は自分たちでそう思っているほど世界的に進んだ省エネ国ではないそうです。(こんな大事なことをなぜ今ごろ言い出すのか不思議なのですが・・・)
そのお説では、日本で劇的に省エネが進んだのはオイルショックによる電力不足の時で、その時に世界を圧倒的にリードする省エネ技術を確立したので、何となく今でも日本は省エネ社会なのだという神話があるに過ぎないそうで、実際には照明のLEDへの転換や、工場や事業所への再生可能エネルギーの導入、コージェネレーションの導入などは先進国では下位クラスなのだそうです。

日本人は知恵があり忍耐強い素晴らしい国民なので、きっと頑張って大和魂で15%削減を達成してしまう可能性が高いとわしは思いますが、再生可能エネルギーといった技術革新と、それに加えて社会システムを省エネ型に変えるイノベーションが本質的には重要なのではないかと思います。
こういった方向に話を進めていくことが、関西地域でリードされることになると、 原発などの議論がせっかくここまで盛り上がった甲斐があったというものではないでしょうか。

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