2012年10月17日水曜日

究極の産業観光「坑道探検in紀州鉱山」

 東紀州ほっとネット くまどこ によれば、今年8月に行われ参加者から大好評を得た体験イベント「坑道探検 in 紀州鉱山」の第2回目が、11月17日(土)に開催されるとのことです。
 今回は紀州鉱山を開拓した石原産業(株)のグループ会社である(株)石原鉱山 代表取締役 紀州事業所長の井手正靖さんを講師に、貴重なお話をうかがったあと、井手所長の案内で坑道を探検するとのこと。

 8月の坑道探検はセメントで固められたトンネル(隧道)を主に歩く内容でしたが、今回はその隧道から横に掘られている坑道(峰ひ=みねひ)も歩くとのことです。坑道マニアのみならず、アウトドア派のコアなマニアにとってもエキサイティングなイベントとなりそうです。
 この坑道体験は誰でも参加でき、参加費は大人1,000円で定員25名。申込締切は11月14日まで。また、当日は長靴、懐中電灯が必要だとのことです。

 
 
 坑道体験は、いわゆるテーマパークや遊園地には必ず用意されている余興で、ワクドキ感を演出するお約束のような存在です。狭くて暗いところをキャーキャー言いながら手探りで進んでいくのは、人間を興奮させるある種の本能的な作業なのかもしれません。
 しかし、いうまでもなく今回訪れる旧紀州鉱山は、テーマパークのようなニセモノではありません。ホンモノです。
 このようなホンモノが提供できる熊野という地はすごいところだと思います。

 やや大げさかもしれませんが、停滞する日本経済の原因の一つであるデフレを改善するのに必要なのは内需の拡大、つまり個人消費を増やすことが必要です。
 日本の市場は成熟化しているので、ハードウエア~たとえばiPhone5のような~がいくら進化したとしてもその効果は限定的です。
 iPhoneが売れているのはスマホとしての性能がアップしたからではなく、村田製作所製だの東芝製だのの部品が世界一流だからなのでもなく、iPhoneを使ってできること、できる体験、可能となるつながり、がさらに進化し、そのことが楽しいからです。つまりソフトウエア(サービス)がより魅力的に進化するために購買されるのであって、モノにまつわるサービス(モノガタリ)が優れたものでなければヒット商品にはなりません。

 これは観光という典型的なサービス産業でも同じで、従来型の(いわゆる物見遊山型の)観光地や観光商品は飽和しておりレッドオーシャン状態です。
 ニッチながら急成長しているのは、四日市市のコンビナート夜景クルーズといったホンモノの製造施設を観光するというスタイルの「産業観光」であることに注意が必要です。

 
 旧紀州鉱山がある熊野市をはじめとして、東紀州には農業、林業、水産業といった労働集約型の(したがって、観光客や消費者が体験しやすい)産業が健在であり、それらを加工する食品製造業、水産加工業、製材業なども集積しています。
 坑道探検を核に、これらを産業観光資源として、新しい東紀州型の観光商品が次々生まれてくると面白いと思います。

■東紀州ほっとネット くまどこ
【参加者募集中】第2回「坑道探検 in 紀州鉱山」(11月17日)開催※要申込(11/14迄)(2012/10/17)

■はんわしの評論家気取り(2012年9月5日)熊野市「坑道探検ツアー」が好評だったとか

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