2012年11月18日日曜日

山田上口「駅の同窓会」に行ってみた

 JR東海参宮線の駅、山田上口(やまだかみぐち)の駅舎内で開かれた写真展「駅の同窓会」に行って来ました。
 このイベントは駅周辺にある自治会が中心となって主催されたもののようで、手づくり感いっぱいでしたが、懐かしい貴重な写真が展示されており、なかなか興味深いものでした。


 明治30年に開業した山田上口駅は、伊勢市街(山田地区)の玄関口として、また、駅に隣接するタイヤ工場(横浜ゴム)への貨物駅として賑わっていましたが、現在は無人駅となっており、1時間に1~2本の普通列車が発着するのみ。普段は閑散としています。




 しかし、この日ばかりはたくさんの地元の方が集まり、写真を見ながら昔話に花を咲かせていました。



 今では信じられませんが、わしが高校生の頃(昭和50年代の末頃)には山田上口駅の中にはキオスクまでありました。
 当時すでに国鉄の汽車は交通手段として斜陽になっていましたが、それでも玉城町や多気町方面から通学する高校生や、山田赤十字病院に通院する人にとっては重要なアクセスで、待合室にはけっこう人がいたものでした。
 また、横ゴムの工場には数本のすごく高い煙突があってモクモク煙を吐き出しており、伊勢市街のかなり遠くからでも臨むことができました。現在は生産設備の合理化によって煙突は撤去されてしまっています。



 轟音と共に快速列車が誰もいないホームを駆け抜けていきました。
 蒸気機関車仕様の異常に長いプラットフォームや古い駅舎など管理は大変だと思いますし、近い将来もJR参宮線がこの地域において交通手段の主役になるとは考えられません。
 しかし、多くの人々が行き交い、思い出の詰まった駅です。有効に利用する手段を住民の方々の知恵も借りて考えていくべきだと思います。
 大変有意義なイベントでした。

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