2012年11月27日火曜日

ミズノインダストリー阿山が事業所を閉鎖へ

 msn産経ニュースによると、11月26日、スポーツ用品大手のミズノは、管理業務の効率化などを理由に、ミズノインダストリー阿山(三重県伊賀市)ほかの子会社3社を、来年1月にミズノテクニクス(岐阜県養老町)に統合すると発表しました。
 ミズノインダストリー阿山で行っている野球ボールの保管・管理業務は、来年4月に野球のバットなどを生産するミズノテクニクスに移管され、阿山の事業所は閉鎖されます。

 ミズノは明治39年の創業期から、当時まだ全く無名のスポーツだった野球のボールを輸入・販売しており、大正2年には自社で野球ボールの製造を始めました。                         
先発メーカーとして、野球ボールの重さ(5オンス1/4)、大きさ(周囲9インチないし、9インチ1/4)、縫い目の数(108)、さらには「4m12cmから落下させ、1m32cm~37cmの間にバウンドする」という反発係数の規格化を主導した輝かしい歴史を有しています。

 ミズノインダストリー阿山は、国内のミズノで唯一、この反発力試験の設備を備えている野球ボール専用工場であり、「(創業者である水野利八が)定めたボール規格を忠実に守り、仕上げるための最新鋭の『設備』と『生産体制』が整えられている。」とわざわざホームページで紹介されているほどの事業所でした。

 
 
 伊賀という地と野球に何か特別の関係があるわけではないし、スポーツ用品製造業が伊賀の地場産業というわけでもありません。
 しかしそれにしても、このように特色ある、日本唯一のニッチトップな工場が地域から消えてしまうのは大変残念な気がします。
 もはや、野球ボールといった特殊な製品であっても、大量生産を国内で維持するのは難しいものであることを改めて思い知らされます

 ミズノインダストリー阿山の20人の従業員は配置転換させる方針のようですが、受け入れられない場合は退職を求めるとも報じられているので、その皆さんのことが気がかりではあります。

■MIZUNO BALLPARK  ええもんつくりなはれ 
 http://www.mizunoballpark.com/special_reporty/ball/index.html

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