2012年12月17日月曜日

地域再生大賞に「きほく里山体験笑楽校」がノミネート

 共同通信社と全国の地方紙が合同で行っている「地域再生大賞」の、今年度のノミネート団体が公表されました。
 この地域再生大賞は、深刻化する地方の疲弊を打破しようと地域再生活動に取り組む団体を各新聞社が記事として取り上げ、団体を支援するのが狙いで2010年に設けられたものです。

 詳細は47ニュースのホームページに掲載されていますが、三重県でノミネートされたのは、紀北町のきほく里山体験笑楽校でした。(リンクはこちらです)

 のきほく里山体験笑楽校のエントリーシートによると

 三重県の南部に位置する紀北町下河内地域は、人口5人の限界集落。住民だけではなく、この土地に惚れた人が守る会の会員(76人)となっている。
 旅籠家だった築120年の古民家を改装し、活動の拠点としている。里山の美しい景観を守り、そば打ち教室や農業などの会員の得意分野が体験プログラムという形にして、昔ながらの知恵や伝統を伝えている。住民以外の人が支えるこの集落に、年間約900人が訪れている。

 とのことです。

 
 中山間地域の多くは、そして特に限界集落と呼ばれるところは、地域おこしだの地域再生だとと言われても、その活動を担える健康でやる気のある人が絶対的に不足しているという現実があります。

 そもそも昔は、自分たちの地域を活性化させるだとか、そんな作為はなく、する必要もなく、豊かな自然と温かい近隣関係に囲まれて、自給自足のような静かな生活を日々送っていたのです。
 社会環境が変化してそんな生活が失われ、地域活性化に立ち上がらなくてはいけないというのは、そのこと自体が往々にして住民の誇りを傷付けることにつながる場合があります。もしここが都会で、産業も盛んで若者もたくさんいる地域なら、地域おこしなんてする必要もあろうはずがないからです。ましてや、その活動の担い手さえもいない状態となるのは、非常に深刻なことです。

 しかし、きほく里山体験笑楽校は地域外の人々に魅力を伝え、実際に当地に訪れたくなるコンテンツを作ることに成功しています。それが古民家であり、そば打ち体験であったりします。つまり、地域外からの誘致=交流人口の増加という戦略なのです。
 これは、地域の人が本当に地域を愛していること、そして自分たちも地域おこし活動を楽しんでいるからかもしれません。

 
 地域再生大賞は、岡本義行法政大教授を委員長とした選考委員会によって審査され決定されるそうであり、三重県以外の46都道府県からエントリーされている団体も、ざっと見たところ、みな素晴らしい活動をしています。
 なので、大賞が受賞できるかどうかはまだまだ未知数ですが、ここまで来た活動です。ぜひ頑張ってほしいと思います。(しかし、こういう審査は難しいだろうなあ。)

■三重県・紀北町で自然体験が満喫できる場所。きほく里山体験笑楽校
  http://www.kihokusatoyama.com/

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