2012年12月19日水曜日

TOICAとPITAPAが相互利用可能に

 SUICAなどの、いわゆる交通系ICカードの全国相互利用サービスが来年3月23日(土)から始まると発表されました。
 交通系ICカードは全国のJR、私鉄で制度が乱立しており、利用者からも鉄道会社・バス会社などの垣根を越えた相互利用についての要望が高まっていました。相互利用を可能とする方針で作業を進めることは交通事業者間で今年5月にすでに合意しており、それが実現されることになったものです。(近鉄ホームページによる告知はこちら

 はんわしも通勤で電車を利用していますが、三重県内の近鉄でも徐々にICカードPITAPA(ピタパ)利用の乗客は増えてきているようには感じます。もっとも、毎朝見る限りでは、IC利用者はまだ3割くらいで、残りの大多数は改札口に投入する従来型のきっぷや定期券の利用者ですが。
 ICカード相互利用で便利になると思う反面、まだ首都圏に比べて圧倒的に未整備であるICカードに対応した改札機の完備など施設面の充実は必須になるでしょう。

 三重県は中部(東海地方)と近畿地方の両方に属しており、文化や生活様式も関東風と関西風が入り混じっています。

 これは鉄道についてもそうで、JRは名古屋を起点とした紀勢本線、参宮線そして名松線はJR東海の管轄。紀勢本線の途中、亀山駅から以西の区間はJR西日本の管轄になっています。

 しかし、ここが三重県の悲しさ。JR東海のTOICA(トイカ)は紀勢本線四日市駅以南の区間では使えません。
 JR西日本のICOCA(イコカ)に至っては、三重県内のJR西日本路線ではまったく使えない現状です。
 JRには、まずは四日市-亀山-鳥羽の区間と、亀山-加茂の区間の各駅でICカード対応を進めていただきたいと思います。

 ふと思うのですが、どの鉄道会社に限らず最近は駅員の数がどんどん減少しており、一人二人でホームの大量の乗降客をさばいている光景をよく見かけます。
 近鉄では、以前なら三重県内の主要駅のホームに必ずあった特急券売り場も、窓口は撤去されてすべて券売機方式になりました。
 鉄道会社にとっては人件費の削減以外にICカードのメリットはあまりないわけで、省人化・無人化、有人駅の無人駅化はICカードの本格度導入が始まるかもしれない来年3月以降、少なくとも三重県内の各駅では確実に進むでしょう。

 余談ですが、三重県内ではJR東海と近鉄が、桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪、伊勢、鳥羽の各都市の区間で並走しており、このうち桑名、津、松阪、伊勢市、鳥羽の5駅は二つの鉄道会社の共同の駅となっています。
 共同駅自体は全国にあって、さして珍しいものではありませんが、三重県内の共同駅がよそと変わっているのは、それなりに乗降客が多いと思われる駅であっても、JRと近鉄の連絡通路の間に改札口が設けられていないということです
 つまり改札口は駅舎にあるだけで、JRと近鉄のお互いのプラットフォームには行き来が自由なの
で、悪心を起こせば、2枚の定期券を使った、いわゆるキセル乗車のような不正乗車も比較的簡単に~やろうと思えば~できる、ということです。
 相互利用が進むと、これはどうなるんだろう。

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