2012年12月22日土曜日

またまた年末恒例「きいながしま港市」へ行ってみた

 この時期恒例の、年末きいながしま港市に行ってきました。

 三重県紀北町の紀伊長島漁港を会場として特産である鮮魚や干物、弁当、寿司、惣菜、お菓子などを、約三十件の業者が一堂に会して出展・販売しています。
 今年は12月15日から12月27日までの13日間、朝9時ごろから午後2時ごろまで開催されるそうです。

 今日は、前日からの雨も上がって薄日が差し、傘は不要だったもののかなり肌寒い天気となりました。
 
 
 
  会場の中央にあるイートインコーナーです。出展者から購入した弁当やお菓子、惣菜などをここですぐに食べることができます。
 ちょうど、大敷汁のふるまいが行なわれた直後で、来場者のみなさんがお椀を持ってふうふう言いながら食べていました。
 
 冬の東紀州の風物詩ともいえるサンマの丸干しです。
 三陸沖産などの脂の乗ったサンマは日本の秋の代表的な味覚ですが、それからさらに南下し、東紀州沖の熊野灘まで旅を続けてきたサンマは適度に脂が抜け、この地方では冬の味覚である丸干しの原料となります。 
 

 その他、さまざまな鮮魚が売られていました。カマス、スズキ、タイ、タチウオ、いかなどが特価で販売されています。ほかにも、マグロ、伊勢エビ、カズノコ、カニなんかもたくさんありました。
 これはこれでお買い得なのは間違いないですが、魚を一匹丸ごと調理できる人が(特に紀北町外からやってきた観光客に)果たしてどれくらいいるのかが疑問ではあります。

 
 今日は、わしの経済的、時間的な余裕、その他の諸般の事情により、会場にあまり長居できなかったのですが、2つだけ購入アイテムをご紹介します。
 まず一つ目は、紀北町観光協会が販売していたマンボウ入りの肉まんです。
 マンボウとは、もちろん、海で泳いでいる、ちょっとユーモラスな形をした魚の、あのマンボウです。
 生活様式が海に依存し、独特の食文化を持つ東紀州では、マンボウはごく普通に食用にされます。身自体は淡白で、それなりにおいしいものですが、それが肉まんになるとこんな感じ。

 
 ごく普通の、手作り感いっぱいの(と言うか、実際に観光協会職員の手作りらしいですが)、あっさりめの肉まんでした。ショウガ入りとあるように、ショウガの風味が効いていて、あまりマンボウの味がどうのという感じではありませんでした。まあ、話のタネにおすすめといったところです(1個150円でした)
 もうひとつが、これ。
 
 
 
 はんわし的に注目したのは、いわゆる新商品や、目新しい商品です。
 魚が安くて新鮮、干物は作りたてで、それぞれのお店のこだわりがある、というのはよくわかるのですが、食通でもない一消費者にとって、干物のお店による味の違いまでは正直言ってほとんどわかりません。アジかサバかカワハギかといった魚の種類とか、塩干し、みりん干しなどの味の違いくらいしかわからないのです。
 そのような状態なので、おのずと勝負はいかに安く売るかという局面になります。港市ではどこの店も大サービスしてくれてうれしいのですが、お店の人も大変だろうなという気持ちになります。
 
 この局面から抜け出す方法の一つは、今までの干物にない高い付加価値を付けることです。この、マルキ商店「骨までやわらか まるごと食べるCa(カルシウム)」は、調理済み(すでに焼いてある)干物を真空パックしたもので、レンジや湯煎で加熱すれば焼きたて同様の干物が味わえるというものです。
 
 もちろん、すでにこのコンセプトの商品は多数存在しており、同じ紀北町内ではギョルメ舎フーズも先行して商品化しています。
 しかし、この日の年末きいながしま港市では(わしが見る限り)、差別化要因がある高付加価値の干物は、これだけしか見つけることができませんでした。
 マンション住まいだとか、核家族だとかで、何枚もパックに入った干物を買っても調理できないし、もて余す消費者は多いはずです。骨があるからイヤだというお子さんも多いでしょう。そんなニーズに、これは応えているのではないでしょうか。
 
 このような新しい商品を地元の事業者がどんどん開発し、販売している。そんなきいながしま港市であってほしいと思います。
 
 
■きいながしま港市ホームページ  http://www.minatoichi.com/
 
 
■紀北町観光協会   http://www.kihoku-kanko.com/
 
 
■マルキ商店   http://mie-marukishoten.com/

 


 

 

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