2012年12月9日日曜日

おわせカンパニー オンラインストア開店!

 尾鷲ヒノキの間伐材アイテム専門のオンラインショップである おわせカンパニー がオープンしたので紹介します。

 尾鷲ヒノキは背後に紀伊山地・大台ケ原の山塊が迫り、眼前には洋々たる熊野灘が広がる、温暖・多雨の地である三重県尾鷲市と紀北町の特産です。

 年輪が緻密で硬い(剛性が高い)という特長があり、かの関東大震災の時に尾鷲ヒノキを使って建てた家に倒壊を免れた例が少なくなかったことから、戦前から高度成長期にかけて、主に木造住宅の柱や梁といった構造材に珍重された、いわゆる「ブランド」木材です

 しかし、全国の木材産地同様、尾鷲ヒノキも完全に斜陽と言ってよい状態になっています。日本有数の産地でありながら、尾鷲市内で林業に従事しているのは平成17年のデータで全産業就業者数の0.6%にすぎません。(もっとも、これでも全国平均よりは相当高いのですが。)



 林業や製材業に対しては、新たな用途開発や加工の精度向上、短納期、低コストの必要性が叫ばれ続けています。
 しかし、消費者や工務店、住宅メーカーに恨みつらみをぶつけるだけで、自ら変わろうとする林業者があまりに少ないため、事態は十年一日の如くほとんど何も前進しません。
 今ようやっと、林業者やそれをサポートする人たちによる現状のブレークスルーに必要な取り組みが尾鷲を含め日本各地で始まっており、徐々に成果も現れてきているようです。これは明るい、そして確かな前進だと思います。

 木材は日本国内で自給できる数少ない資源であり、戦後に大々的に進められた植林政策によって伐採適齢を迎えている木が増えています。林業が地場産業として再生すれば、伐採、製材、加工、のサイクルが生まれ、地域の経済的な自立につながります。また、水源の保全など自然環境にも役立ちます。

 ただ、難しいのは、一般の消費者は大上段に構えた主義主張ではなかなか財布のひもを緩めないことです。売るのは作るのより難しいと言われるゆえんはここだと思います。
 その時々でもちろん流行はあるのですが、現代の消費者の購買行動は、品質、価格、デザインなどはもちろん、産地や生産者への理解とか、共感とか、共鳴とかががキーになっています。

 さて、この、おわせカンパニーはどうでしょうか。
 私はなかなかいいのではと思いますが。

■おわせカンパニー  http://www.owase-company.com/

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