2013年8月12日月曜日

遅ればせながら京都水族館に行ってみた

 京都市下京区に昨年3月オープンした京都水族館に遅ればせながら行ってきました。
 京都水族館がある一帯は梅小路公園と呼ばれ、京都駅から徒歩20分ほど。近くには、たくさんの蒸気機関車が動態保存されている梅小路蒸気機関車館もあります。


 普通、水族館というと海の近くに立地していることが多いのですが、ここ京都水族館は当然ながら周りに海などないので、海水魚の飼育にはすべて人工海水を使用しています。(このようなタイプを内陸水族館というのだそうです。)

 施設としては地上3階建て、延べ床面積は約11,000㎡、水槽総容量約3,000トン。飼育している動物は約250種類だそうで、これはたとえば、わしにとって物差しになりやすい三重県鳥羽市の鳥羽水族館(5階建て、延べ床面積約25,000㎡、水槽総容量約6,000トン、飼育動物約1,200種)に比べても半分ほどの規模に過ぎません。

 しかしながら、20年ほど前にオープンした鳥羽水族館の時代から、やはり施設は技術革新が進んでおり、展示方法も格段に進歩しています。
 率直に言って、京都水族館の方がコンパクトなうえに空間にゆとりがあり、スタッフ(解説員)の人数が多く、さらには動物と触れ合える機会も多く、親しみやすい気がしました。


 海獣類の展示は、旭山動物園ばりに(行ったことないけど)通路の真ん中にアザラシが通る透明の水路があったりして、まじかで動物を見ることができます。




 この日は猛烈な暑さだったので、正直言って冷房のきいた水族館内にいると身体がラクでした。水槽で泳ぐ魚を見ていると、あたりの喧騒にもかかわらず時間が経つのも忘れてしまいます。

 ただ、海のない土地に作った水族館という、完全に人工的かつエネルギー浪費的な施設は、「自然保護」や「自然への啓蒙」という建設理念はもちろん尊いとしても、本当にこれが唯一の正解だったのかという疑問はなしとしません。

 イルカのショーというのも何年かぶりに見ました。
 巨体のイルカが三匹でジャンプし、着水すると、大きな水しぶきがあがります。最前列の観客にはテーマパークのアトラクションなみに盛大に海水がかかり、何十名もの観客が頭からずぶ濡れになっていました。(ちょっとシャレにならないくらいに。)


 最近の水族館の特長として、生物の生態などを近くで観察したり、触れたりできる体験型の展示が挙げられます。この日も「磯の生き物」をテーマに、潮溜まりにいる魚や、ウニ、ヒトデなどのタッチが行われていました。
 これとまったく同じシーンをどこかで見たなあ、と思っていたら、東京ソラマチ(スカイツリー)にある、すみだ水族館がこことまったく同じような構造、やり方だったのを思い出しました。
 京都水族館もすみだ水族館も、運営しているのは同じ オリックス不動産株式会社 なので、雰囲気が似てくるのかもしれません。
 

 もうひとつの目当てが、けっこう話題になっている「鮎の塩焼きドッグ」を食べてみることでした。
 京都水族館には鴨川の自然環境を再現した「京の川」という展示コーナーがあるのですが、その関係かどうか、鮎の塩焼きをパンにはさんでホットドッグにするという超キワモノドッグが売られているのです。
 鮎の塩焼きドッグは一本500円。見ているとけっこう人が買っていきます。もちろん、わしも注文してみました。
 鮎はあらかじめ塩焼きにされていて、注文するとガーリックの風味が効いたレンコンの素揚げと、青シソ(大葉)が一緒にサンドされます。
 

 こんな感じ。写真だとあまりおいしそうではありませんが、実際には結構いけます。ニンニクの香りが強いのと、あらかじめ店員さんから聞いたとおり、骨がある(当たり前ですが)のでやや食べにくいのが難点ですが。


 このフードコート(山紫水明カフェ)では、ほかに男前豆腐店の豆乳ソフトクリームとか、京都の伝統野菜「万願寺唐辛子」を使ったハンバーガー、京漬物が挟まれた「京漬物ドッグ」などの京都ご当地メニューが限定販売されています。
 このようなB級グルメのブランド力が強く、裾野も広いのは京都の強みで、鳥羽水族館にしても、すみだ水族館にしても、このようなご当地メニューはほとんど見かけたことがありません。

 B級グルメ(ご当地メニュー)は基本的に、その土地で食べるから良さがあるのであって、東京のデパートの物産展で売る、一過性に過ぎないイベントで売る、ましてや首都圏のアンテナショップで売る、などの販路を基本に据えるとだいたいが失敗するようです。
 伊勢志摩も観光スポットは多いのですから、そこに来る観光客に、そこでしか味わえないご当地メニューを提供し、希少価値を通じて販路拡大することを、もっと考えてもいいのではないかと思いました。


■京都水族館ホームページ   http://www.kyoto-aquarium.com/

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