2013年8月20日火曜日

来たるべき世界

 見るたびに何とも不愉快な、やり切れない光景です。

 狭い生活道路をランドセルに背負われているように小さい小学生の児童たちが、傘をさして、長靴を履いて、道の端っこを立てに一列になって歩いていす。そこに一台の軽自動車。
 ちょうど子供たちがさしかかったその場所に大きな水たまりがあったのですが、軽自動車はまったく速度を緩めることなく、小さな傘の列をすり抜け、そこを突っ切っていったのです。当然ながら水たまりの水が大きなしぶきとなって子供たちにぶっかかりました。
 びしょ濡れになってはしゃいでいる1年生くらいの子もいましたが、もちろん大部分の子供たちは何事もないように走り去っていく軽自動車を呆然と見送るしかありません。

 わしは徒歩通勤なのでよくこのようなさびしい光景を目撃するのですが、このタイプの無神経な運転手の90%は女性ドライバーであることは断言できます。
 彼女たちは、広い道であろうと細い道であろうと同じ注意力しか払えません。他者への配慮も遠慮もありません。隅っこを小さくなって歩いている小学生の列など視界に存在しないのでしょう。

 話は変わって、ある共同作業に出ていたときのこと。差し障りがあるので詳しいことは書けませんが、まあ、ある女性のリーダーからわしも含めた数人のグループに、ある作業をするように指示があったとお考えください。

 わしのグループは5人で、2人は中年男性。残りは中年女性です。わしは最初の指示があった時に、リーダーの言わんとすることがよくわからなかったので何回か聞き直したのですが、彼女の機嫌が悪くなっていくのが目に見えて分かったので、本当は理解できなかったけれど「わかりました」とか言って、作業の場所に向かったのでした。

 そこに着いた途端、3名の女性たちが、「なあ、なんでこんあことやらなあかんの? 全然わけわからんわ。」「そんなん、あの人らが当然やるべきやし、あの人らに命令したらええだけやんかなあ、何にも意味ないやん。」「○○さん(リーダーのこと)時々こんなふうになるんさ。前の時もこんなことあって、大変やったわ。」などと口々にボロクソに言い出すのです。

 気の小さいわしらオヤジ二人は力なく薄笑いを浮かべて聞き流すしかなかったのですが、「そんならもうちょっと何をやるべきか聞いたら良かったのに。」とわしがうっかり言ったら、「おたくは○○さんがキレるとこを知らんからそんなこと言えるんですよ。キレられたらこっちもバツが悪いやないですか。」と反論されました。このおっさんは何も知らんくせに何を言いよるんや、という目付きでした。
 もちろん、男性も陰口は叩くし、わしも大嫌いな人をボロクソに言いますが、ついさっきまで仲よさげにニコニコしていて、1分後には裏でボロクソにこき下ろすというのは、やはり女性特有、女性グループ特有の心理と行動だと思います。

 もう一つ。
 満員電車に精神に障がいがあると思われる若者が乗ってきました。車内はぎゅうぎゅうです。
 彼はイヤホンから音楽を盛大に漏らし、見えない誰かとブツブツ会話し、時々意味不明な大声を出すので、車内は静まり返り、だれ一人目を合わそうとしません。次の駅までがひたすら遠く思えます。
 すると、隣にいたおばちゃんが、「あんた、そんな大きな声出したらあかんの!」と注意しました、さすがに彼も見知らぬ人に叱られたのでおとなしくなりました。
 それからもしばらく、おばちゃんは、まったく赤の他人であることは明らかなその彼に「あんた高校生かん? 毎日この電車で通っとんの?」「おっきな荷物持って、何かクラブやっとんの?」とか時々話しかけ、すっかり自分のペースに持っていくのでした。見事な話術でした。そのおばちゃんが場を和まそうと意識したのかどうかはわかりませんが、これまた男性では、これほど無防備なまでにフレンドリーなタイプは珍しいかもしれません。おじさんなら皆、自分だけは関わりあいにならないように、そそくさと下車してしまうでしょう。

マイナビニュースより
 先日、信用調査会社大手の帝国データバンクが全国の企業1万395社にアンケートを行った結果、管理職(課長職相当以上)のうち女性社員の割合が1割に満たない企業が全体の81.1%に上ったことが公表され、マスコミにも大きく取り上げられました。(くわしくは、マイナビニュースを。リンクはこちら

 女性の登用が低いことは日本社会の後進性の表れと理解されていますし、事実そうなのでしょう。
 女性を登用しない男性優位社会であるという制度的な課題と、女性自身が自分の価値観に閉じこもり、社会で責任を果たす地位に就きたがらないという課題の両方があります。
 これから日本の労働力人口はどんどん減っていきます。女性が結婚や出産で退職を余儀なくされ、キャリアを継続することはもちろん、職場復帰すら難しい日本の労働慣行はあらためられるべきです。それによって就業人口を増やし、産業の競争力を高めていくしか日本が持続的な経済成長を実現する方法がないからです。

 しかし、平気で泥水をはね、陰口をたたき、誰にでも優しい女性たちが社会の主役に名実ともになった時、その社会は今とは全く異なったものになっているでしょう。わしには30年後の日本がどうなっているのか想像もできません。
 老いさらばえたわしは、自分の価値観を新しい社会に適応させることができるのでしょうか? 
 

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