2013年9月11日水曜日

夏休み中の三重県への観光客数が大幅増加

 三重県が今年平成25年の夏休み期間(7/20~9/1、44日間)中の県内主要観光施設(19施設)の入込客数を発表しました。
 それによると、観光客数は608万976人で、昨年の489万3713人と比較すると、24.3%もの大幅な増加となりました。
 今年は昨年よりも調査期間が2日短かったにもかかわらず、13施設で観光客数が増加しており、現在と同じ調査方法になった平成22年以降で最多の観光客数だったとのことです。(三重県庁ホームページへのリンクはこちら
 原因としては、やはり好天に恵まれた(雨が少なかった)ことに尽きるでしょう。お盆期間中の利用客数を公表しているJR東海も管内の鉄道利用者数が4%増加した理由として天候を挙げています。

 
 また、今年が20年に一度の式年遷宮に当たる伊勢神宮で、観光客が大幅に増加していることも挙げられます。
 参拝客は、内宮(ないくう)で89・9%増の105万2517人、外宮(げくう)では同191・9%増の65万3972人となりました。ほぼ倍増していることになります。
 わしは少なくとも月に1回は休日の散歩がてら伊勢神宮(外宮・内宮)に行きますが、今年は感覚的に外宮は昨年の3倍、内宮も1.5倍から2倍くらいのお客さんであるように感じます。人で溢れている感じです。

 ほかには、同じく伊勢市内にある伊勢・安土桃山文化村が2万645人で30.7%の増加。また、ブームが世界的に広がっている伊賀忍者を紹介している伊賀流忍者博物館が3万7996人で24.5%の増加、さらに、猛暑だったせいか手軽に涼が楽しめる御在所ロープウェイが11万5378人で25.4%の増などとなっています。
 
 

 しかし、伊勢志摩の観光客が爆発的に増加している一方で、東紀州地域(三重県南部にあり和歌山県、奈良県と接する、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)は、主要な観光施設であり集客力抜群であった、道の駅「紀伊長島マンボウ」(紀北町)は36・9%減の9万3608人と大幅に減少しました。

 これは、紀勢自動車道の紀勢大内山IC~紀伊長島IC間が開通したことで、高速と併走する既存の国道42号の交通量が減った影響と見られますが、三重県観光政策課の担当者は「高速道路の延伸で、一時不調に陥る道の駅はこれまでもあった。これからの回復に期待する」と話し、深刻な状況ではないと話したとのことです。(毎日新聞 平成25年9月10日付け リンクはこちら

 また、東紀州でも南部の熊野市にある観光施設「お綱茶屋」は観光客数が14%増加しており、紀勢自動車道の暫定終点となっている尾鷲市までは高速を利用し、それ以南は国道42号を使って和歌山県の熊野三山や紀伊勝浦、白浜方面に直行で向っているものと思われます。
 お綱茶屋はちょうどその休憩地点としていい場所なので、うまく観光客を拾うことができたのでしょう。

 しかし、もう間もなく、尾鷲市~熊野市の間を結ぶ「熊野尾鷲道路」(高速道路ではないが、自動車専用の高規格道路。通行量は無料)が開通すれば、高速利用客は熊野市までまったく下車することなく紀伊半島南部まで来られるため、お綱茶屋を含めた熊野市も和歌山県への通過点になってしまう危険性は心配されます。
 月並みですが、観光客をひきつける魅力を ~景勝地や観光施設といったハードだけでなく、観光従事者の接客技術や、地元住民のホスピタリティなどのソフトウエアも含めて~ 強化するしか、方法は無いように思います。

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