2013年9月24日火曜日

女将インターンシップが那智勝浦で

 紀南新聞onlineが、新たなビジネスを提案 女子大生が旅館女将など体験 という記事を掲載しています。(平成25年9月22日付け リンクはこちら

 記事の内容は、9月17日に和歌山県那智勝浦町商工会館で開催された、女子大学生によるビジネスモデル発表会についてです。
 これは、旅館の「おもてなし」文化を体験し、地域で起業できるビジネスモデルを考える目的で、武田経営研究所(武田秀一代表)が主催した短期体験型インターンシッププログラム「女将インターンシップ」の一環として、成果発表の位置づけで開催されたものです。
 武田経営研究所では、過去に三重県津市(榊原温泉)や鳥羽市などの観光地で「女将インターンシップ」を開催していますが、第10期目に当たる今回は、和歌山県東牟婁郡太地町にある 花いろどりの宿 花游で実施されたものであり、和歌山県での開催は初めてとのことです。

 このブログでも、平成21年に鳥羽で開かれた「女将インターンシップ」の成果発表会(ビジネスプラン発表会)の様子を書いています。(リンクはこちら
 また、武田秀一さんがブログ「あなたにピッタリの開業が見つかる」で今回の女将インターンシップについて書いています。(リンクはこちら

 紀南新聞の記事によれば、このプログラムに参加した佛教大学(京都)、関西外国語大学(大阪)、金城学院大学(名古屋)の女子学生計8人が14日から4日間、女将や従業員の仕事を体験し、地域の食材や観光資源をアイデアにビジネスプランを作成。2人1組の4チームが、それぞれの宿泊プラン「はじめての大人女子旅」「レッツゴー和歌山」「お子様、お一人様」「あいどる育成計画」を発表しました。
 優勝したのは、和歌山と名古屋の小学3〜6年生の親をターゲットに、安全・安心な子どもの旅を提供する冬・春休み期間限定の宿泊プラン「お子様、お一人様」だったとのことです。

 
 学生の、それも短期間の職場体験だけで発案したプランなので、多くの類似のビジネスプランコンテストと同様、これがそのまま事業化することはほとんどないのでしょうが、学生の柔軟な発想や視点は、宿泊施設や観光関係者にも大いに刺激になるでしょうし、提案のエッセンスをいかに生かしていくか大人の側の実行力が逆に試されているともいえます。
 実際に、三重県で実施された女将インターンシップでは、学生の発案を宿泊施設側が改善改良し、実際に商品化した事例がいくつかあります。

 
 有意義な取り組みをしてくれた学生の方、また、サポートした武田さんをはじめ関係者の方には敬意を評したいと思います。
 気になるのは、女将インターンシップから逃げられて(?)しまった、三重県、特に鳥羽志摩の宿泊・観光産業についてです。今年は全般的に天候がよく、しかも伊勢神宮の式年遷宮があるために伊勢・鳥羽・志摩を訪れる観光客は増加しています。このため、ともすると次の世代につながるような新しいサービスの創造やイノベーションに消極的になっている ~現状に満足している~ 待ちの姿勢にはなっていないでしょうか。杞憂であればいいのですが。

 また、わしにとってはどうでもいいことではあるのですが、参加者に国立大学で唯一観光学部を有している和歌山大学の学生がいません。観光学部の「看板倒れ」でなくてはいいのだが、などと余計なことを考えてしまいました。

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