2013年12月21日土曜日

久しぶりにBizcafeよっかいちに


 三重県四日市市にあるビジネスインキュベーションの ビズスクエアよっかいち(Biz Square 41) で開催されたBizcafeよっかいちに参加してきました。

 毎月1回、土曜日の午前中に開催されていますが、わしはなかなか日程が合わず、おそらく約1年ぶりくらいの参加となりました。

 今日の講師は、四日市のco-creation戦略コンサルティング企業である株式会社ジーニーズの代表取締役  阪 和幸氏でした。

 ジーニーズについては、以前このブログでも新商品のリリース情報を取り上げたことがあります。(はんわしの「評論家気取り」 ありがとう!を育てよう Plasica(プラシカ) 2012年8月22日

 阪社長による「心地よさのデザイン」とタイトルされたお話しが非常に参考になるものだったので、メモしておきます。(当然ですが文責ははんわしにあります。)



 阪社長によれば、商品なりサービスなり何かのビジネスを進めようとするために必要な「デザイン」には、一般的に2種類があると考えられてきました。
 それは「仕組みのデザイン」と「見た目のデザイン」です。つまり、ビジネスモデルや組織形態、生産工程などの「制度設計」の部分と、商品やサービスの外観や意匠、体裁といった「協議の意味でのデザイン」の2つです。
 しかし、阪さんはこれに加えて、「心地よさのデザイン」というもう一つの要素が重要なのだと気付いたと言います。
 「仕組みのデザイン」と「見た目のデザイン」がどちらかと言えば提供者側(企業側)の問題であるのに対して、「心地よさのデザイン」とは、意識的にせよ無意識にせよ、ある商品やサービスを「望ましいもの」「ここちよいもの」と受け取る、受け手側の問題です。
 いくら提供者側が提供者の論理に従って最善を尽くしても、往々にしてそのメッセージは受け手側に正確には伝わっていません。受け手側の選好には、「心地よさ」という極めて主観的で、曖昧模糊とした要素が大きく作用します。

 この「心地よさ」に着目して、よく聞く言葉でありながら今一つ違いがよく分からない「マーケティング」と「ブランディング」のそれぞれの意味を解釈すると、マーケティングとは「企業からの働きかけによって外部との接点を作ること」となり、ブランディングとは「企業と顧客に生まれた接点の関係性をより深めていくこと」となります。つまり顧客の信頼を得ることがブランディングの本質であって、ブランディングのためには「心地よさ」をどう深めていくかを企業も真剣に考えなくてはならないのです。

 これは、言われてみると確かにその通りかもしれません。
 阪社長がFacebookのようなSNSをたとえに話されたのが印象的だったのですが、FBのフィードには「今日はおいしいレストランに行った」とか「仕事がとっても充実していた」といったような、明るくポジティブなタイムランしか流れてきません。
 これは、書き手にとってはそういったメッセージの発信がSNSの中では「心地いい」ものだからです。つまりSNSのコミュニティにおいては、ある程度、その人の役割というものがあって、ついそれに沿ったメッセージを書いてしまうのです。

 しかし当然ですが、一人の人間には複数の顔があります。プライベートとオフィシャルの関係、家族関係の中では夫であり父であること、仕事関係の中では同僚に対してと取引先に対して、のような、自分の中に矛盾したり相反したりして存在している違う「顔」(役割)です。
 ところが、こういった一人の人間が持つ複数の顔は、役割が期待されている(固定化されている)SNSの中ではうまく使い分けることが出来なかったり、使い分けするのに疲れてしまうことが起こります。いわゆる「SNS疲れ」とはこれが原因で起こるというのが阪社長の見立てでした。慧眼だと思います。

 では、どうすれば「心地よさのデザイン」をすることができるのか、というのは核心の部分ですのでここで書くことは控えたいと思いますが、起業して7年、ITとコンサルティングの事業を着実に拡大させてきた若い起業家の話は非常に興味深いものでした。

 今日のBizcafeよっかいちには35名ほどの参加者がありましたが、すでに企業を経営している経営者はもちろん、起業準備者、社員の方、コンサルタント・士業などの支援者、そして行政職員などさまざまな立場であり、講演の後の、参加者各自の自己紹介と名刺交換会も有益な機会でした。

 Bizcafeよっかいちは来年1月にも開催されるようなので、起業や経営の革新、新たなビジネスチャンスの発掘、新たなビジネスパーソンとの出会いに安心がある方は、ホームページをチェックしていただいてはどうでしょうか。

■ビズスクエアよっかいち  http://www.bizsq41.jp/index.php

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