2013年12月4日水曜日

今年もこの季節 日経MJヒット商品番付

日経新聞WEB版より

 いよいよ年の瀬。それを実感するのが日経MJが例年この時期に公表している「ヒット商品番付」です。

 東の横綱はセブンイレブンの「セブンカフェ」、西の横綱はNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」でしたが、日経的にメガバンクを敵に回し半沢直樹を横綱に選ぶことはあり得ないので、まあ順当な結果かと思います。

 日経新聞のWEB版によれば、「今年のキーワード」は、あまちゃんから流行した方言の「JJJ(じぇじぇじぇ)」だそうです。これら3つのJが表すのは「上質」、「Join」そして「ジャパン」とのこと。

 「上質」の代表例が「セブンカフェ」。
 セブンイレブンが提供する淹れたてコーヒーですが、佐藤可士和氏がデザインしたコーヒーマシン1杯ごとに豆をひきドリップします。1杯100円とは思えない品質で大ヒットとなり、年間販売見込みは4億5000万杯と販売量日本一に躍り出ました。

 また、「上質」消費の象徴が、東の小結「ロレックス」です。アベノミクスによる高額消費の回復で、1本50万~100万円のものが売れ筋に。高島屋では1~11月半ばの売上高が前年同期比で8割も増加したそうです。
 Join、ジャパンの説明も記事に出ていますので、詳しくはMJをお読みください。



 わしとしては、この番付の中でどれくらいの商品を認知しているかで流行のアンテナの感度がわかるような気がしてけっこう真面目に一つ一つ読み込むのですが、知らなかったのはフォルクスワーゲンのup!くらいで、あとは一応、名前くらいは知っていました。ちょっとホッとします。
 個人的には前頭の「ダイオウイカ」はホントにここか?という印象ではありますが。

 しかしやはり嬉しいのは、西の前頭筆頭の「式年遷宮(伊勢神宮)」です。さすがに横綱は無理かと思いますが、出雲大社を差し置いて、堂々と「富士山」と肩を並べています。
 わしも夏のお白石持ち行事は忘れられない体験になっていますが、猛暑だったあの日々がはるかに遠く流れ去っていることをあらためて実感します。

 このブログでは何度も書いていますが、伊勢のまちは伊勢神宮内宮(ないくう)の門前町である宇治と、外宮(げくう)の鳥居前町である山田から構成されており、共に20年に一度の式年遷宮によって町勢が伸び、参拝者も増え、お店も増え、インフラも整備され、数年後をピークにだんだん落ち着いてきて、また式年遷宮を迎えて町勢いが吹き返し、という循環を繰り返してきました。なので、式年遷宮は伊勢経済にとって20年に一度吹く神風とも表現されます。

 しかし、注意を要するのは、遷宮という行事は伊勢神宮に関係する少数の人だけが行っているものではないということです。遷宮が終わると、その直後から20年後の次の遷宮の準備がスタートします。一つ一つの神事や行事は20以上もあって、民間からの多額の寄付や、市民からの多くの自発的な奉賛(ボランティア)があって初めて成り立っています。
 つまり、行政や何かが勝手に機械的に20年ごとにやっているのではなく、民間主導の地道な日々の積み重ねの結実だということです。(こちらをご参照ください。)

 今年のヒットランキングに選ばれた商品やサービス、流行や事象は、それぞれに背景があって優れたものだとは思いますが、それにしても、ほとんどは来年は姿を消しているか、せいぜい数年間の記憶にとどめられるだけでしょう。
 伊勢神宮の式年遷宮は、(たぶん)20年後にはまたあるのです。これはやはり別格ではないでしょうか。

 

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