2014年6月24日火曜日

「三重みやげ」を作って!

 今日は、ここ数日、わしが連続で同じような話を聞いたのでメモしておきます。
 商談で、三重県の企業が県外の得意先を訪ねる。礼儀として手土産の一つも持っていくが、この時になかなかふさわしい「三重県を代表するようなおみやげ」がない、という話です。
 このブログでも以前、わしが帰省する時にせっかくなので津市のお土産を買って帰ろうと思ったけど、これぞ津土産という「決定版」がなかなか思い浮かばず、結局、土産物店のおばちゃんに勧められるまま人気ナンバーワンだという「地上の星」なるお菓子を買った顛末を書きましたが、これが全県レベルになると、もうほとんど選択は不能になります。

 わしは伊勢の人間なので、「赤福」とか、個人的にはこっちのほうが好きな「御福餅」を買っていくことも多いのですが、これは三重県という記号をはるかに超越した「伊勢」というブランドに乗っかっているので、北は桑名・員弁から西は伊賀、南は紀州まで広いエリアがある三重県を代表するものはなにか、と経営者やビジネスマンが悩むのももっともな気がします。

 ややこしいのは、三重県の場合は「三重市」のように県名と同じ市名がなく、さらに、地方の県によくあるパターンの、県庁所在地が県全体の人口の半分を占めるほどに突出して大きい、という都市構造でもなく、人口分布が平準化・均質化した地理構造であることです。

 広島県なら「もみじ饅頭」、京都府なら「生八つ橋(これって特定商標かも?)」、沖縄県なら「ちんすこう」といった、定番中の定番、決定版が三重県にはないのです。

 そこで、ある経営者の方は、「社名入り平治煎餅」が重宝していると教えてくれました。
 平治煎餅は津市の有限会社平治煎餅本店が製造している津の銘菓ですが、ここが企業のノベルティグッズや、挨拶まわりの粗品、イベント来場記念品などに、平治煎餅に希望する文字やイラスト、メッセージなどを焼印する「名入り煎餅」「メッセージ煎餅」というサービスを行っているのです。(くわしくは、平治煎餅のホームページを)

 アコギなことをする、あいつはアコギな奴だ、などの語源になったという、津の阿漕平治伝説とともに編み笠の形をした素朴な味の平治煎餅をパリポリかじれば、きっと三重の話題に花が咲くことでしょう。
 しかしながら、これは注文してから納品されるまでに4週間かかるほか、小・中・大とある平治煎餅のサイズのうち、中と大にしか焼き印できないというハードルはあります。
 また、そもそも平治煎餅自体、ものすごく地味なお菓子なので、お世辞にもインパクトがあるとは言えません。

 また、別の経営者の方は、「三重県の菓子協会か菓子組合か何か」に、「三重県の銘菓の詰め合わせ」をぜひ作ってほしいといっていました。
 たとえば「ながもち」と、「関の戸」と、「かたやき」と、「太閤出世餅」がセットになっているとか(たとえばの話です)のイメージです。
 ビジネス用の手土産というものは、日持ちする(最低でも二日間くらい)こと、職場のみんなに配れるように少量ずつ小分けされていること、手が汚れないようにパックされているかトレーに乗っていること、の3つは必須なので、この条件を踏まえ、三重県の ~多様だという~ 地域性を踏まえた組み合わせにしていだだければいいのですが。

 これ、冗談ではなく、本当に商品化できれば需要はけっこうあると思います。三重県に「菓子協会」とか「菓子組合」なる団体があるのかはよく知りませんが、県内の菓子業界をまとめている立場の方、あるいは菓子商の有志の方は、ぜひ商品化を検討していただけないでしょうか。

2 件のコメント:

三重県民 さんのコメント...

三重県と言うのは単なる行政の区切りなのにそんなに拘りますかねえ。
昔は複数の県だったわけですし、この先、道州制にでもなれば三重県はなくなるかもしれないわけですし。
グローバル化の時代にナショナリズムが高まっているようなものなんでしょうか?
桑名から来ました!松阪に住んでいます!で良いと思いますよ。

半鷲(はんわし) さんのコメント...

 コメントありがとうございます。
 実はわし個人はあなたと同感で、「三重県全体」を代表するお土産にしろ、シンボルにしろはあまり思い浮かばないし、無理に決めなくてもいいという考えです。
 ただ、企業の方に聞くと、三重のご当地土産が欲しいというニーズはあるのです。(その企業の人が必ずしも三重県出身者でない場合もあり、他県の方だと特にそう思うのかもしてません。)
 なので、何か統合型の新しいものを作るというより、北勢、中勢、南勢志摩、伊賀、東紀州という個性を生かしたお菓子の詰め合わせとか、そんなスタイルでもいいと思うのですが。