2014年7月2日水曜日

エレベーターで見かける新しい人種たち

 最近、特に、ここ一年くらいでよく思うことです。
 エレベーターに乗っていると、やたらとこのような人を見かけるようになった気がします。皆さんはこんな場面を見たことがないですか。

 エレベーターに乗っていて、フロアに着いて、ドアが開く。
 すると、ボタンの脇に立っている人が(なぜだか)「開」ボタンを押す。
 誰か、人が乗り降り続けている限り「開」を押し続ける。そして、乗り降りが終わると「閉」を押す。
 もちろん、今のエレベーターは自動運転なので、乗り降りの時間が15秒とか20秒とか、よほど長くなることがない限り、つまり数人が普通に乗り降りできる5秒くらいの間なら自動で開き続けています。

 もし途中でドアが閉まりそうになったら、あわててそばにいる誰かが「開」を押す、というパターンが多かったと思うのですが、わしが最近よく見るのは、降りるのがたとえたった一人でも、わざわざ「開」を押す(押し続ける)人です。
 昔はまったく見かけませんでした。
 こんな「親切な」人が増えたのは、本当にごく最近になってからのような気がします。

 これだけでもわしにはまるで「過剰スペックな親切」のように思えるのですが、さらに不可思議なのは、そのような過剰スペックな人は、自分自身が降りる時にもわざわざ「開」ボタンを ~くどいようですが、ドアは自動で開いており、しかも降りるのはその人一人だけであっても~ 押し、自分が降りたら今度は後ろ手に「閉」ボタンを押していくということです。
 ドアは自動で閉まるので、「閉」ボタンなど押そうが押すまいが、フロアに停まっている時間はほとんど変わりません。もし急いで閉めたいのなら、残っている人が押せばよいことです。それでも、せいぜい2~3秒くらい早くなる程度でしょう。
 こんなくだらない「心遣い」は、その人の腕がエレベーターの中に残ってることになる分だけ、むしろ危険なのではないかと思います。
 
 最近、こんな人がものすごく増えている気がするのです。先日、東京のある高層ビルのオフィスを訪ねたとき、エレベーターが停まる各階、各階で、こんな「心遣い」が繰り返されていたので、驚いてしまいました。

 よくわからないのでここからは推測ですが、日本の長引く景況低迷で若者の就職難が続き、就職を控えた大学生などがかなり徹底した「ビジネスマナー」といった講習を受講することはもはや常識になってしまいました。
 ひょっとすると、その世代が実際に社会に出て、オフィスの現場で活躍を始めた時期になってきた、ということなのかもしれません。
 あるいは、今の世の中、ここまで周りに優しくしなければ安心できないとか、逆に、何か息苦しいという気質の人が増えているのかもしれません。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

一方某県庁では乗り込もうとする人がいるのに閉ボタンを押す50代男性職員と業補。

半鷲(はんわし) さんのコメント...

 ということは、やはり中にいる人は「開」を押したほうがいいんでしょうか? ひょっとしてそれが世間ではすでに常識??

Naoki Horiuchi さんのコメント...

え!私はその新人種ですが、不愉快に思われる方もいらっしゃるんでしょうか?後ろ手はおっしゃるとおり意味がないのでやりませんが。ちなみにビジネスマナー講習で教わったということはないですね。

半鷲(はんわし) さんのコメント...

 コメントありがとうございます。わしは別に不愉快なのではないです。ただ、そうする意味がぜんぜん分からないのです。出入り口付近の人は、自分が下りる階に着いたら邪魔にならないようにさっさと降りればいいだけです。