2014年8月17日日曜日

あらためて、アシカって賢い!と思う

 駅ボラ行ってきました。
 今夏は半日だけの参加でしたが、お盆期間が平日だったため鳥羽への観光客はどうも日程的に分散している傾向があるとのことで、比較的ラクな ~といっても暑さとの戦いは厳しいのですが~ 駅ボラでした。
 

 駅ボラはNPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが行っているので、鳥羽を旅行する障がい者のアテンドが業務だと思っている向きが多いのですが、近鉄鳥羽駅の圧倒的大多数のお客さんは健常者なので、業務の90%は道案内や観光案内といった誰にでもできる仕事です。
 たまに車いすの方の移動の手伝いをしたりしますが、近鉄鳥羽駅一帯は(JR鳥羽駅以外は)基本的にバリアフリーとなっているし、この時はBFTセンターのスタッフがアドバイスしてくれるので不安はありません。
 鳥羽市民以外の方(鳥羽市外在住者、鳥羽市外出身者)でも駅ボラにはなれますので、関心がある方は一度体験してみると良いと思います。

■NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター    http://www.barifuri.com/

 駅ボラはもちろん無償ボランティアなのですが、おいしい特典があります。ガイドをするための研修用として、鳥羽市内の主要観光施設の無料入場カードがもらえるのです。鳥羽水族館やミキモト真珠島、鳥羽湾めぐり観光船、伊勢志摩スカイラインなどはペアで無料入場可能。CANバス、かもめバス、鳥羽市営定期船などは本人のみですが一日無料乗車券(乗船券)ももらえます。

 そんなわけで、わしも日は別々だったけど、実は地元の人は案外行かない鳥羽水族館と、めったに行かない「イルカ島」に行ってきました。

 鳥羽水族館に行った日は猛烈に暑い日でした。水槽の中を泳いでいる魚を見ていると目の保養になります。


 しかしさすがに人が多く、館内も広いので、全部を回るのは断念し、たまたま時間が合ったアシカショーを見ることにしました。
 鳥羽水族館のアシカショーの会場はかなり大きく、観衆も数百人は入っていたと思います。アシカのお姉さん(調教員というのでしょうか)がギャグも交えつつ、滑るようなトークでショーを進めていきます。
 


 ショー自体は20分くらいでしたが、サッカーワールドカップといった時事的なネタも織り込みつつ、アシカの驚くべき身体能力を披露してくれます。静止画ではわかりませんが、アシカとお姉さんがサッカーボールでキャッチボールする芸は、シンプルながら驚かされるものがあります。アシカはどうやってボールをハンドリングしているのか??

 で、ここからはまた別の日。
 観光遊覧船に乗って鳥羽湾に浮かぶ、島全体が遊園地になっているという「イルカ島」に行ってきました。タダならどこへでも行きます。子供のころに家族で来て以来、40年ぶりくらいに来たのではないでしょうか。 


 当時の記憶はほとんどないのですが、イルカ島はどう見ても昭和40年代の「レジャーランド」の匂いが残る施設でした。はっきり言ってかなり老朽化しており、しかも名を冠しているメインのイルカのショーが、正直、出来がイマイチで、観客も微笑ましく(?)見守っているという感じでした。
 なので、アシカショーに移動。
 不思議なことに、アシカショーのプールはイルカ島の山の中腹にあって、麓からリフトで上がっていかなくてはいけません。プールも信じられないくらい狭く、鳥羽水族館の10分の1くらいのスケールです。


 ショーも、お兄さんがボソボソしゃべる感じであまり華々しさはありません。何しろプールがめちゃくちゃ狭いので、アシカも泳ぎでは全力が出せない印象でした。
 しかし、イルカ島のほうで面白いと思ったのは、アシカ芸のネタバレとも言えるトークを聞かせてくれたことです。


 バランスを取ってボールを鼻に乗せる芸とか、ひれをパチパチ叩く芸とか、輪っかをいくつも首にかける芸とかは、調教員が出す指の数とか、掛け声の調子や強さとか、立つ位置を微妙に変えることで、アシカに指示をしているとのことです。なので、これらの芸自体はそれほどアシカにとって難しくはないとのこと。


 しかし、アシカの目は色の識別ができないので、色を見分けてピンクのボールをピンクのカゴに、オレンジ色のボールをオレンジ色のカゴに入れるのはすごく難しいことなのだそうです。おそらくアシカの個体差もあるのだと思いますが、ここで芸をしていた「ひなた」なるメスのアシカは、ピンクとオレンジは見分けることができるようになったのだそうで、ボールを入れ分ける芸をしてくれました。
 すっごく地味でしたが、こんなトークを聞いた後だと、なんだかすごい偉業のような気がして、会場は割れんばかりの拍手喝采でした。(興奮のあまり、わしも写真を撮り忘れていました。)

 今さらながらの疑問ですが、アシカってなんでこんなに賢いのでしょうか。
 地頭が良いというか、もともとも知能が高いとか、人に懐きやすい習性は一因でしょう。そのほかにも、餌が欲しいからやっている、外ずらは良くとも、ミスした後は裏で調教員にボコボコにされているかもしれないので、それが怖くてやっている、などいろいろな理由はあるのでしょうが、この優れた芸はあらためてすごいことだと思いました。
 アシカの調教にもノウハウとか、学問的な裏付けはあるのだと思います。鳥羽市周辺には、鳥羽水族館やイルカ島のほか、二見シーパラダイス(伊勢市)と志摩マリンランド(志摩市)といった水族館があるので、これら海獣の飼育とか調教というのも伊勢志摩の一種の「地域資源」なのでしょう。


 帰りの観光遊覧船は「龍宮城」という船でした。船尾の甲板からカモメに餌をやれるとのことで、お客さんたちがしきりに餌をまくと、カモメの群れがやってきます。餌付けのようなものなので自然環境保全的にはどうなのかと思わなくはないですが、まあ、楽しい旅の思い出なので許されるということでしょうか。
 夏の鳥羽の海は本当にきれいでしたが、わしは途中から頭が痛くなってきて、龍宮城のまるで中華料理店のような船室でずっと座っていました。船酔いではないと思うので、軽い熱中症だったのかもしれません。

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