2014年8月24日日曜日

松阪市中心部は意外に静かだった

 三重高校(私立。松阪市)が「夏の甲子園」の準決勝戦に勝利し、明日の決勝戦に進出することになりました。決勝進出は三重県勢として59年ぶりとなるということで、まさに快挙とよべると思います。
 わしは高校野球にはあまり関心がなく、したがって、最近はどんな高校が強いのか、どんな選手が注目されているのかといった知識はほとんどありません。
 しかし、わしが仄聞する限り、三重高校がここまで勝ち残るということ、つまり、優勝歴、準優勝歴のあるような強豪校と伍していけるような実力を備えているとして注目していた評論家、スポーツキャスターなどはあまり見かけなかったような気がします。
 もしそうだとすれば、このようなダークホース的な三重高校の活躍は小気味いいし、サッカーワールドカップで日本のスポーツジャーナリズムのレベルの低さが明らかになった中、高校野球ジャーナリズム(そんなのあるのかどうか知らないけど)も分析力はあまりパッとしないのだなあ、とあらためて思います。まあ、こういった番狂わせがあるから高校生の潜在力はすごいってことなのでしょう。

 さて、今日は野暮用があって、お昼ごろに松阪市を通りがかりました。
 ここまで勝ち残ってくると、世間ではよく「パブリックビューイング」とかいう、大きなテレビの前にファンを集めて、そこで絶対に甲子園には届かない声援を画面に向かって叫ぶことで会場だけが一体となって盛り上がる、というパフォーマンスが開かれます。
 ちょうど日本文理高校戦が佳境に入っており、ひょっとして松阪市役所のロビーとかでやっているのではないかと思い、ちょっと市役所に立ち寄ってみました。

 しかし、市役所はこんな感じでした。



 まったく人けはなく、駐車場も半分くらい空いています。意外にも他府県ナンバーが多く、松阪市役所周辺は史跡である松阪城跡や御城番屋敷、松阪商人の館といった観光地が点在しているため、ここに車を止めて散策しているのだと思います。(これはわしにとって新しい発見でした。)

 仕方がないので、マニアの間では有名な松阪市の「借金時計」を見ていくことにしました。


 市役所正面玄関の左側に設置しているもので、松阪市の一般会計の市債残高が表示される電光掲示板です。

 一般会計とは、市役所が行っているさまざまな仕事、つまり、教育や福祉、公共施設の維持管理、道路や公園の建設や管理、産業の振興、文化の振興などなどの仕事に必要な予算を扱っている財布のことです。
 この財布は、市の税金によってと、地方交付税交付金のような財源によって賄われるのが正常な姿です。しかし、日本は諸外国に比して、住民の税負担は軽く、一方で受益は多いので ~これは住民自身がそのような政治家を選挙で選んでいるからです~ その差額は市債という市の借金によって宛がわれます。当然利息が付くので、元金を返済しない限り、借金の総額はどんどん膨らんでいき、つまりは借金のツケが将来の子や孫たちに付け回されていきます。
 このこと財政危機ともいうべき状況を「見える化」し、市民に認識してもらうために設置された由とうかがっています。

 ガラガラの日曜日の市役所前駐車場。いるのはわしただ一人でした。
 見ていると、現時点で借入残高は489億7千万円もあるので、借金時計は1秒ごとに、90円くらいづつ残高が増えていきます。
 三重高校の選手たちのうち何人が、将来松阪市内で就職したり起業したりして市に納税する立場になるかはわかりませんが、総人口も労働生産年齢人口も減っていく中で、将来の市民一人あたりの借金額は、今の額より、もっともっと増えているはずです。

(三重高校のパブリックビューイングは、松阪市役所からすぐ近くの松阪市産業振興センターで開かれており、多くの市民が集っていたそうです。しかし、よいほモール、日野町、愛宕町に至る松阪市の中心市街地商店街は、あんまり高校野球では盛り上がっている感じではありませんでした。)
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

三重高校、惜しくも準優勝!
マームかどこで準優勝セールやっているのでしょうか。

半鷲(はんわし) さんのコメント...

 準優勝セールはよくわかりませんが、明日(8月26日)に松阪市役所で行われる甲子園準優勝報告会は市HPに告知が載っています。
http://www.city.matsusaka.mie.jp/www/contents/1408339915343/index.html