2014年9月6日土曜日

伊勢湾フェリーで鳥羽から豊橋へ

 これまたやや旧聞に属しますが、夏休みの終わり、伊勢湾フェリーを使って鳥羽から伊良湖岬を経由し、渥美半島を縦断して豊橋まで行ってきました。
 なんだか出し忘れていた夏休みの日記帳のようですが、ご紹介まで。

 出発は、ここ近鉄中之郷駅です。
 立派な橋上駅舎ですが普通列車しか停まらない無人駅です。すぐ目の前に鳥羽水族館と、伊勢湾フェリーのターミナルがあります。


 伊勢湾フェリーは3隻の船があり、総トン数が2300トン、定員は500人乗り、自動車(普通車)が50台近く収容できるかなり大きな船です。


 昭和39年の就航当時は周辺の道路事情もよくなく、三河、遠州地方から伊勢志摩への最短ルートとして多くの貨客があったようですが、伊勢湾岸の高速道路網が整備されると次第に経営は厳しくなり、平成22年には航路を廃止し、会社も清算することが決定されました。
 しかし、観光等へのダメージが大きいことから鳥羽市と愛知県田原市の強力なてこ入れもあって、新会社となって運行を継続しています。

 新会社による経営努力の一つは、今回わしが使った、鳥羽から豊橋までの割引券を発行していることです。鳥羽と伊良湖の間はフェリー、伊良湖と豊橋の間は豊橋鉄道のバスか電車(渥美線)を使うというもので、通常大人一人であれば3000円近くの運賃がかかるところ、この切符を買うと2060円で行くことができます。
(ただし、旅客専用で、車やバイクでフェリーに乗る人には使えません。)


 朝8時すぎ、伊良湖行きが出航しました。 


 時間が早いためか、船内は非常に空いていました。(船室内の写真はありません)
 鳥羽港を出港した直後。船は舵を北東に切って、伊勢湾港の離島である菅島と答志島の間を進んでいきます。
 途中でたくさんの漁船が操業しているのが見えました。


 30分ほどで、右手前方に神島が見えてきます。三角形にとんがった、特徴のある島です。


 神島については、以前もこのブログに書きました
 鳥羽からは定期船が一日4便しかない離島です。しかし、伊勢湾口の真ん中に位置するので、名古屋港や四日市港からのタンカーやコンテナ船、自動車運搬船などの巨大船がひっきりなしに行き来します。その意味で「孤島」という感じはあまりしませんでした。

 鳥羽を出航して約1時間で伊良湖港に到着します。


 船倉はこんな感じ。車は10台ほどあったでしょうか。



 この日は天気も良く、波も穏やかだったので時間どおりに到着しましたが、海が荒れた日などはバスとうまく連絡しないのではないか、という気はします。
 伊良湖のフェリー乗り場は道の駅「クリスタルポルト」に直結しており、豊橋駅前行きのバスはここから出発します。
 道の駅では特産の渥美メロンを安く販売していましたが、残念ながら旅の途中なので断念しました。


 バスはわしと、もう一人のおばちゃんの二人のお客だけを乗せて、定刻どおり発車しました。
 運転手さんに聞くと、ちょうど今、田原市内で道路工事をやっており、豊橋駅には延着すると思うので、もし急ぎなら途中の田原駅で電車に乗り換えてもいいそうです。(この切符でそのまま乗り換えられます。)

 さてまたここで写真がないのですが、鳥羽、伊勢の住人であるわしにとって、渥美半島は高い山があまりなく、のっぺりした平坦な地形で、大変珍しい景色に感じます。

 特に、県道418号線というのでしょうか、伊良湖から休暇村に行くあたりの道路は、真っ平らな畑の真ん中に、まっすぐな直線の道が果てしなく伸びていて、まるでアメリカみたいだ(行ったことないけど)と、ちょっと感動しました。

 それから、くねくねといくつかの集落や在所の中を抜け、海のそばや谷合を走り、出発から約1時間で三河田原駅に到着しました。途中、いくつバス停があったのか、まったく思い出せません。


 わしの20年くらい前の記憶では、田原駅は小さな田舎の駅というった風情だったのですが、駅はすばらしく近代的な建物に変わっており、駅周辺もきれいに整備されていました。
 田原市はトヨタ自動車の工場もあって工業が盛んなので、市の財政も豊かなのかもしれません。


 豊鉄は15分間隔で運行されており大変便利です。なぜか電車に花の名前が付けられていました。わしの乗った電車は「椿」で、途中で「菊」とか「菜の花」という列車とすれ違いました。
 電車そのものは東急車両製だったので、どうも東急のお古のようです。

 三河田原駅から約30分で豊橋駅に到着しました。
 鳥羽市、伊勢湾、田原市を通ってきたわしにとっては、目も眩むような大都会です。
 所要時間約4時間の小旅行でした。最後に、豊橋のチンチン電車「市内線」にぐるっと乗ってきました。


 もし、あなたが乗り物好きで半日ヒマがあったなら、船、バス、電車が一度に乗れるこのルート、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

■伊勢湾フェリー   http://www.isewanferry.co.jp/index.php

■豊橋鉄道   http://www.toyotetsu.com/

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