2014年10月18日土曜日

伊勢・朝熊山上に「天空のポスト」があった

 標高555m、伊勢志摩地域の最高峰であり、古来から崇敬を集めてきた朝熊山(あさまやま)に行ってきました。
 金剛証寺での法要が目的だったのですが、今日の天気はまさしく秋晴れ。法事の後、お寺からクルマでほんの数百メートルの、山頂広場(展望台)に立ち寄ってみました。

 驚くことが二つあり、一つは、以前このブログでも書いたように、山頂広場を象徴する建物であり、伊勢志摩観光の象徴とも言えた朝熊山レストハウスが完全に解体され、元の敷地は芝生広場になっていたことです。

 わしにとっては見慣れた光景が失われた寂しさもあるのですが、古い、しかもかなり大きな建物が姿を消したことで、確かにある種の解放感が生まれており、つまりは広々とした空間にすっかり生まれ変わっていました。

 もう一つ驚いたのは、その芝生広場のやや端っこのほうに、今では街中でもあまり見かけなくなった、赤い円筒型の郵便ポストがポツンと建っていたことです。
 これはかなり異質な光景です。

 山頂広場を含め、有料道路である伊勢志摩スカイラインを管理運営している三重県観光開発(株)が設置(誘致と言うべきでしょうか?)したものらしく、その名も 天空のポスト というそうです。


 実際にこのポストには郵便物が投函でき、日・祝日を除いて毎日、伊勢郵便局による収集もあるとのこと。絵ハガキや切手は広場下の土産物店でも販売しているとのことなので、電子メールではなく、本当の郵便物で家族や友人に手書きのメッセージを送ってみるのも記念になるかもしれません。


 兵庫県の竹田城が「天空の城」として有名になっていますが、全国各地でそれにあやかって、ご当地の山城(やまじろ)を天空の城として売り出すことがブームになっています。
 おそらく山の上のポストというのも昔からあることはあって、わしもずっと前に富士山に登頂した時、山頂に臨時の郵便局があり、日本一高い郵便局から手紙を書こう、とか、記念切手販売、みたいな宣伝がされていたことを覚えています。


 しかし、ポストというのは考えましたね。
 山頂広場と、その付近の展望台からは、眼下に鳥羽のまちと伊勢湾口に点在する島々、海を行き交う無数の船、そして二見、伊勢のまちが広がります。
 視線を北に移していくと、津の造船所のクレーンや、四日市コンビナートの煙突群、鈴鹿山脈までが見通せます。
 対岸は知多半島、三河湾、渥美半島もはっきり見え、南に視線をやれば、南鳥羽から志摩半島までもはっきりと見えます。
 このような景勝の地に立つポストは、まさに「天空のポスト」にふさわしく思えます。このポストを使って、誰かに伝えたいメッセージコンテストのようなイベントを企画するのも面白いでしょう。

 この天空のポストだけで観光客を大量に集客できるとも思えませんが、ちょうど今、伊勢志摩スカイラインは開通50周年ということで通行量の割引や、山頂でのイベントなどの記念企画が行われています。
 また、10月21日まで金剛証寺では本尊のご開帳もされていますので、御用とお急ぎでない方は朝熊山に行楽に出かけいていただいてはどうでしょうか。


■伊勢志摩スカイライン ホームページ  http://www.iseshimaskyline.com/

■朝熊岳 金剛証寺 ホームページ  http://www.iseshimaskyline.com/kongoushouji.htm



 

 

0 件のコメント: