2014年11月13日木曜日

マックがこんなふうになっていた

 今日は外で会議があり、終わったのがちょうどお昼だったので、帰りに近くのマクドナルドに寄っていくことにしました。

 わしは、マックには年にせいぜい2~3回ほど来るだけなのですが、何年か前、原田泳幸氏が社長に就任し、アグレッシブに経営改革に取組んでいた頃には、何となく彼をリスペクトしていたこともあって、わりと頻繁に ~と言っても月1~2回ほどにすぎませんが~ 通っていたことがありました。
 今日行ったマックも、その頃よく通っていた店だったのですが、久しぶりに行ってみたのですが、まあ、驚きました。

 噂には聞いていたし、最近はマスコミでもよく伝えられるマックの凋落ですが、このお店も本当にそうなっていたからです。

 まず、お店自体が数年前とまったく変わっていませんでした。
 レイアウトも、テーブルやイスといったインテリアもまったく同じ。ここは郊外のショッピングセンターの中にある店なので、三重県でも最近の新しいマクドナルドでよく見る、茶色の木目を基調とした落ち着いた雰囲気ではないのですが、それにしてもオレンジやイエローのけばけばしい色あいが、今となってはどこか古びて、野暮ったく見えるのです。
 もちろん、きちんと掃除されていて清潔であるのは間違いないのですが。


 そして、客層が激変していました。
 お昼時に圧倒的に多かった、幼児を連れた若いママさんや、そのグループがまったく姿を消していたのです。本当に、みなさん、どこに行ってしまったのかと思うほどです。
 さらに、そのようなファミリーで埋め尽くされた店内を、トレーをもってうろうろ空席を捜し歩いていた学生グループもほとんど見かけませんでした。

 かわって、スーツ姿のサラリーマン、制服を着た作業者といった男性客が増えており、500円以下の安いランチを探してここに漂流したというイメージです。
 また、見たところ団塊世代か、それよりやや上の、初老の夫婦やグループ、一人客もかなり増えていました。マックのハンバーガーはふにゃふにゃに柔らかいので、食べやすいのかしらん、とも思いました。

 メニューはかなりシンプルになっていました。平日の昼マックの時間だったので、セットが350円~650円くらいのラインナップ。
 ごてごてとした単品のメニューははほとんど姿を消しており、実際に、レジで単品を注文する人もあまり見かけません。
 なるほど、マックは今、こんなふうになっていたのか。

 それにしても難しい、変化の速い時代だと思います。
 原田路線に陰りが見え始めると、いろいろな新路線を打ち出すもののどれも不発気味となり、とうとう原田氏は社長を退任します。
 後釜に米本社から送り込まれた新社長は、外国人で、女性で、華々しい経歴。どういう経営戦略で原田路線を立て直すかが注目されましたが、これまたことごとく裏目で、中国産鶏肉の偽装事件への対応のまずさもあって、ついに深刻な経営不振に陥ってしまう。
 ファストフード界のトップランナーだったマックの、あっという間の凋落です。

 マネジメントにスピードが大事なのはもちろんですが、何をやるべきかと同時に「何をやらないべきか」「何を止めるべきか」を決断するリーダーシップも重要だということなのでしょう。

 それにしても、数年前までの活気がここまで失われてしまっているこの店。いったいどうしたらいいのでしょうか?
 スタッフの皆さんが笑顔でがんがっている分だけ、よけいに複雑な気持ちになったのでした。

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