2014年11月17日月曜日

これからの季節、「神楽の薬湯」

  伊勢くすり本舗が販売している、神楽(かぐら)の薬湯を購入してみました。

 伊勢くすり本舗は、かつて江戸時代の昔、伊勢神宮にやって来た参詣客が伊勢土産として盛んに買い求めたという、丸薬「萬金丹」(まんきんたん)を製造・販売しているメーカーです。

 この神楽の薬湯は、ケイヒ(桂皮)、チンピ(陳皮)、センキュウ(川芎)、オウバク(黄柏)、カンゾウ(甘草)、ショウキョウ(生姜)、ソウジュツ(蒼述)、トウキ(当帰)、コウカ(紅花)、シャクヤク(芍薬)という10種類の自然生薬が配合されており、生薬成分が血液の巡りを改善し、身体の芯から温めることにより冷え性や肩こり、疲労等を改善する効能があるとのことです。

 さっそく、わしの家の風呂で実験してみました。



 外袋を開けるとこんな感じ。

 よくある、不織布の袋に生薬が入っているもので、これを湯船に漬け、揉み出して使います。

 透明のビニール袋の封を開けると、生薬独特の香辛料のような匂いがします。わしは鼻がヘンなので、一瞬カレー粉のような匂いに感じました。
 これを湯船に漬けることへ、迷いが生じたのが正直なところです。

 しかし、思い切って漬けてみると・・・。
 意外に匂いはきつくありません。むしろ、心地いい香りに変化してきたように感じました。
 第一印象とは違って、香りでリラックスできるような気持ちさえしてきます。

 一方で、お湯の色は黒っぽく濁ってきます。表現は良くないかもしれませんが、野菜の茹で汁みたいな緑がかった薄い茶色です。
 ただ、この香りと色は相乗効果があるのか、大変体が温まるのは事実です。冬場は我が家もバブみたいな炭酸入浴剤とかをよく使うのですが、それ以上に体があったかくなったように思いました。

 この伊勢の薬湯、よくよく外袋の裏面を見ると、伊勢くすり本舗の製造ではなく奈良県にある薬王製薬(株)というメーカーが製造しており、開発も薬王ウォームズ研究所が行ったとの記述があります。
 ではなぜ「伊勢」なのか?ですが、やはり外袋の能書きによれば
・倭姫命世記(やまとひめのみことせいき。鎌倉時代に創作された伊勢神宮の由来本)の記述では、今から二千年の昔、倭姫命は天照大御神の御杖代として、奈良大和を出発し、苦難の旅の末に伊勢に辿り着きました。
・倭姫命が辿った伊勢までの道のりは、大宇陀、伊賀、甲賀、近江、伊吹山、鈴鹿、大台と今でも薬草の豊富な地域として有名で、古くから大和の朝廷へも薬を献上していました。
・「神楽の薬湯」で、心も身体も温めて、心軽やかに伊勢の旅を楽しみ、また、倭姫命が故郷に思いを馳せながら、旅の疲れと心を癒した、そんな伊勢の神話へ思いを馳せてみてはいかがでしょう。
 という、なんかこじつけっぽいものです。まあ、信心すればなんとやらなのでしょう。
 逆に言えば、伊勢限定でなく、伊勢神宮の祭神である天照大神を伊勢の地へ導いたとされる(正確には、アマテラスの意思に従ってこの地に案内した)倭姫命は全国に足跡があるので、その土地土地で土産物として販売できる可能性があるということかもしれません。

 さて、この神楽の薬湯、わしは伊勢市内のイベントで購入したのですが、伊勢くすり本舗のホームページでもネット販売されており、購入が可能です。薬湯の素が2袋入って700円。
 お店の方の話では、数回は繰り返して使用可能とのことでした。みなさまも生薬パワーの薬湯を試してみてはいかがでしょうか。

■伊勢くすり本舗   http://www.isekusuri.co.jp/index.html

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