2014年11月20日木曜日

深緑茶房「茶トリップ」を試してみた

 先日の日経MJに、深緑茶房(松阪市)の新商品 茶トリップ が取り上げられていました。
 日本茶は一貫して消費量が減少しており、消費者の「お茶ばなれ」と言われています。
 これは日本人の食に関する嗜好の変化によるものと考えられていますが、その一方で、ペットボトルのお茶は長期的に増加傾向であり、むしろ、茶葉と急須を使って家庭でお茶を淹れるという機会そのものが減っている、つまりは食習慣の大きな変化がその根本原因だと見られます。

 これに対して、意欲あるお茶農家では、品質の高い茶葉の栽培はもちろん、お茶の飲み方や淹れ方の啓蒙や、新しい茶葉商品の開発などに取り組むところも多く生まれています。
 深緑茶房もその一つといってよく、伊勢茶の一大産地である松阪市飯南町を本社に、深蒸し煎茶をはじめとした多様な茶葉を加工販売しています。今回記事となった「茶トリップ」は、カップ一般分の分量の茶葉が小さなドリッパーに封入されており、それを紙製のフックでカップに引っ掛けてお湯を注ぐと、本格的な煎茶が楽しめる、というもののようです。


 深緑茶房は、JR津駅のターミナルビル チャム の1階にもお店があるので、さっそく昼休みに購入しに行ってきました。


 アルミ蒸着のプラスチック袋に入っており、面には茶トリップという商品名ではなく「お茶の時間にしたしませう(しょう)」などと、あいだみつを みたいな一言が書かれています。

 裏面に淹れ方が書いてありますが、このタイプの商品はドリップコーヒーではかなり一般的になっています。


 カップ(湯呑)にセットするとこんな感じ。
 ドリッパーはコーヒーによくある不織布ではなく、樹脂(プロピレン?)でできた細かい網状の繊維で作られています。


 これにお湯を注ぎます。
 当然ながらですが、こんな感じになります。


 茶葉のブレンドによるのかもしれませんが、非常にいい香りがします。色も鮮やかな緑色です。


 お茶を急須で入れるのは面倒だし、後片づけも大変だし、一杯分だけ作りたいときにも同じだけ手間がかかるので、忙しい今の消費者が敬遠するのはやむを得ない部分があります。
 お茶屋さんのほうでも、緑茶をティーバッグにしたり、フリーズドライ加工してお湯に溶かして作るようにしたりと、消費者のニーズをつかもうと色々な商品を開発しています。

 この茶トリップは、まあ言ってみれば一杯分のドリップコーヒーのアイデアをパクッている商品であることは明白ですが、それにしても、あまり今までお茶関係では見たことがありませんし、その意味では新規性のある商品なのは間違いありません。

 実際に、これでお茶を淹れてみると、急須よりはるかに手軽だし、本当にドリップしているのでティーバッグに比べてずっと「味気がある」感じになっていて、これはこれでアリなのではないか、というのがわしの正直な感想です。

 深緑茶房のホームページを見ると、「茶トリップ」というネーミングからも想像できるように、旅先で手軽に本格日本茶を楽しむというコンセプトのようですが、これは自宅でも十分に使いでがあると思います。
 お茶自体は、数杯分は十分に出ますので、一杯目、二杯目、三杯目、と風味が変わっていくのも楽しめます。
 ちなみに一袋180円(税込)で、茶葉(深蒸し茶)の量は5gとなっています。

■深緑茶房   http://www.shinsabo.com/index.html


 

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