2014年11月26日水曜日

これは旨い! おばんざい梅ドレッシング

 三重県南部にある御浜町(みはまちょう)は、温暖な気候から「年中みかんがとれる町」を標榜しているほどの柑橘類の一大産地ですが、同時に、梅の栽培も盛んで、多くの梅農家があります。

 その一つ、八香苑(はっこうえん。農園主 杉浦由直さん)が、自家栽培した南高梅を原料に作った「おばんざい梅ドレッシング」を先日購入し、使ってみた(食べてみた)ところ、これが本当においしかったのでレビューしてみます。

 八香苑では、化学農薬や化学肥料の使用料を従来農法の半分以下に減らして栽培する方法、いわゆる特別栽培農産物の認定を受けて南高梅を育成しています。
 その梅を、現代の健康意識・味の好み・食生活にマッチする「新時代の梅干」として加工するため、次のような独自プロセスで「おばんざい梅」なる梅干しに加工しているそうです。

 ● 樹上で完熟させた梅だけを使用
 ● 無添加、保存料なしでつくれる限界の低塩(8%)
 ● たすものは、天然の赤穂の塩と北海道昆布(利尻・日高・羅臼)だけ
 ● 昆布だし漬込みでおだしの旨みたっぷり、果肉をふくふく。
 ● 「塩抜きしない新技術」で、梅本来の「自然のクエン酸」たっぷり
                                           (八香苑ホームページより)

 今回、わしが購入したのは、そのおばんざい梅を原料にしたドレッシングでした。
 ドレッシングには、
・おばんざい梅 甘酢ドレッシング
 万能こぶだし梅酢をベースに、なたね油、はちみつ等天然素材をブレンドした優しい味わい
・おばんざい梅 西京味噌ドレッシング
 万能こぶだし梅酢をベースに、伝統の西京味噌、はちみつ等をブレンド。まったり京風のドレッシング
・おばんざい梅 八丁味噌ソース
 万能こぶだし梅酢をベースに、八丁味噌、はちみつ等をブレンド。「ソース」を和の食材で仕立てた、深いながらもさっぱりした味わい
 の3種類があり、わしはとりあえず西京味噌を購入してみました。

八香苑HPより
ドレッシングなので、サラダや温野菜にかける、スタンダードな使い方はもちろんなのですが、八香苑のホームページには、これら3種類のドレッシングの活用レシピも載っています。料理研究家の杉本節子さんが監修したものだそうで、カルパッチョ、マリネ、などから、和風バーニャカウダ、さらには鶏レバーのシンプル煮、なんていう料理にも応用できるそうです。

 わしは無精なので、何に使おうか考えていたのですが、ある日、キューリとワカメの酢の物を作って、さて三杯酢のビンが空っぽなのを思い出しました。スーパーで買ってくるのを忘れたのです。
 それで、何気なくこの西京味噌ドレッシングをかけてみたら・・・・・、これがウマい!

 おばんざい梅の練り梅と味噌の取り合わせが絶妙です。梅風味の甘酢味噌という感じですが、それぞれのうま味が際立っていて、酢のものがすごく引き立ちました。

 で、病み付きになり、今度は白身魚の蒸し物とか、棒棒鶏(これも蒸し鶏か)とか、冷奴とかにいろいろかけてみたのですが、やはりウマい。
 これは絶対おススメです。(通販でも購入できます。)
 一ビン230g入りなのですが、わずか数日で使い切ってしまいそうな勢い。それくらいどんな料理にも合うのです。

 実はこのとき、甘酢ドレッシングも一緒に買っておいたので、今度はそっちを使っていろいろ食べてみたいと思います。

 農林水産業といった第一次産業が地場産業の地域 ~まさしく、ここ御浜町のような~ は、多くが人口減や高齢化に悩み、経済活力が低下しています。収穫が自然条件に依存している、小規模な農家、漁家が多く生産性が低い、農林水産物は生産者に価格決定権がなく、収入が不安定などなど問題が多いためですが、その解決策の一つに6次産業化があります。

 伊勢市産業支援センターの渡邉インキュベーションマネージャーによると、6次産業には2種類あるそうで、
 第1次業者が、加工(第2次産業)と販売(第3次産業)に取り組むもの。つまり、1+2+3=6
 第1事業者が、製造加工業者や商業者とコラボするもの。つまり、1×2×3=6
 ということなのだそうです。

 この説によると、八香苑は前者の足し算型6次産業者ということになるのでしょうか。
 もちろん、足し算型であっても、すべての過程を自前で行うのではなく、一部の工程を外注したり委託することには何の問題もないでしょう。
 重要なのは、商品のコンセプトや、加工、製造、販売の各工程のイニシアティブをしっかり握ることでしょう。
 いずれにしても、若い農家のチャレンジが良い成果に結実しつつあるのは、大変心強いことだと思いました。

■八香苑ホームページ   http://www.ume-en.com/
 

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