2014年11月6日木曜日

金の肉まんは是か非か

近鉄津駅の構内には、いわゆる「駅なかショップ」として、菓子メーカー大手である井村屋のショップ IRODORI STORE があります。
 言うまでもなく、井村屋は本社が津市にあり、三重県内に本拠を置く企業としては数少ない一部上場企業であり、かつ、おそらく最大の規模を有しているため、そのPRも兼ねての出店と思われます。

 津も先週末から冬を感じさせる寒さとなっていますが、今日、ふとこの店の前を通りかかったら、この季節に嬉しい、肉まん・あんまんの販売が始まっていました。
 その中に、ゴールド肉まん、ゴールドあんまん なる商品があったので、あ、これがそうかと思って見てみました。

 ゴールド肉まん・あんまんは、井村屋が肉まんとあんまんを発売してから今年で50周年を迎えることを記念して、今年9月に発売開始されたプレミアムな新商品です。
 同社のホームページによると、
・シート成型機を使用した生地製法により高級感あるもちもちとした生地に仕上げた
・肉は13mmミンチと5mmミンチ肉を併用することで、食感と結着感のある肉感
・たまねぎはソテーオニオンと生たまねぎを使用することで甘みとジューシー感のある具材
・井村屋シーズニングオリジナル調味料「えびペースト」を使用した、風味、旨みのある具材
 等の特徴があるそうで、店頭での蒸し上げ販売商品としては異例とも言える、税込み155円という、通常の肉まん・あんまんに比べ3割ほども高価な商品です。
 本当にそれほどの価値があるのでしょうか?


 わしが店先で迷っていると、販売員のお姉さんが、「ゴールド肉まんは具材がジューシーで美味しいですよ!」とニコニコ話しかけてくるので、ついに購入を決断しました。

 熱いので気をつけてください、と言われ、しかも紙のおしぼり(お手ふき)まで付けてくれました。
 しかし、意外にも、というべきか、手渡してくれた包装は、ごく普通の、おそらくゴールドでない肉まんでも使っているであろう、豚のコックさんの袋です。プレミアム感、薄し。


で、アツアツを手で二つに割ってみるとこんな感じ。
 見た目ではわかりにくいですが、確かに肉がゴロゴロしている感じと、野菜がギュッと詰まっている感じはします。
 食べてみると、やはり肉の食感を強く感じますし、確かにジューシーな印象はあります。

 皮は確かにモチっとはしていますが、高級中華料理店で出てくる肉まんのようにしっかりした歯ごたえがあり、小麦の味がするほどでもありません。
 このあたりは、日本人の好みに合わせてあえて柔らかくしているのかもしれませんし、井村屋が50年前に肉まん・あんまんの商品開発に着手した時、中華まんじゅう作りのノウハウがなかったため、パン作りの技術を応用した、という沿革と関係しているのかもしれません。

 ただ、もちろん、美味しいのは間違いないので、まあほんのちょっと贅沢感を味わいたい時には、ゴールド肉まん・ゴールドあんまん、いいかもしれません。

 食べ終わってから気が付いたのですが、敷紙にも「金」という文字があつらえられていました。
 こんなにするほうが何だか安っぽく思えるのですが・・・

 ちなみに左側のQRコードを読み取ると、ゴールド肉まんの原材料生産地などがネットで表示されます。こういうきめの細かさは、さすが大企業だと思わされます。


■井村屋ホームページ   http://imuraya-cp.jp/50th/

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