2014年12月17日水曜日

a trioがキャリア教育で文科大臣表彰を受賞

 津市に本拠を置くNPO法人 a trio(ア・トリオ)が、文部科学省による「キャリア教育優良教育委員会,学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞するそうです。
 この表彰は、キャリア教育の充実・発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会や学校、PTAなどの団体について、その功績を讃え文部科学大臣が表彰することで、キャリア教育の充実を促進することを目的として、今回で第8回目になるものです。
 今回表彰対象となったのは、小学校15校、中学校24校、高校26校、特別支援学校5校、教育委員会9団体、そしてPTA等の団体が14団体の、全国で計93の学校・団体です。

 文部科学省のホームページによると、a trioの受賞理由は次のようなものです。


 a trioは、「三重を幸せな仕事をしている人でいっぱいにする」を基本理念に、人と組織、社会の融合を目指して、企業や学校を対象とした「研修・セミナー事業」や、高校生や大学生の県内企業への理解促進のための「ガイドブック作成事業」、地域の人材育成のためのキャリア教育コンテンツを提供する「キャリア教育コーディネート事業」を主要事業として活動している。
 三重県教育委員会とは、地域社会の状況や地域産業の特性を踏まえた就業体験や就職支援セミナーの実施を通して、地域におけるキャリア教育実践モデルを構築するため、平成24年度から業務委託契約を結んでいる。
 三重県のキャリア教育の推進に向けて,学校や事業所,経済団体等をつなぐコーディネーターとしての役割を担い、児童生徒が働くことや職業についての理解を深め、将来自立した社会人とし
て積極的に社会に参画できるようにするための仕組みづくりを進めている。

 a trioについては、以前このブログでも取り上げたことがあります。(高校生インターン「三重チャレ」発表会に行ってきた 2012年9月1日
 ここで書いた「三重チャレ」という事業は、高校生のインターンシップ事業ですが、学校が授業の一環で行う形式的な(遠足的な)インターンでなく、インターン生の興味を引き出し、受け入れ企業側にも仕事を見せる工夫をしてもらうといった「コーディネート機能」を充実させたインターンシッププログラムでした。
 このようなやり方は、少なくとも2年前の時点では三重県内でも初めての試みであったと言ってよく、その後もa trioは事業を継続し、そのノウハウを蓄積していったということのようです。

 この数年で、高校生を取り巻く就業環境は大きく変化しました。来年3月の高校卒業予定者の就職内定率は三重県で83%、全国平均でも71.1%で、このように高い内定率は20年ぶりとのことです。
 これ自体は喜ばしいこですが、売り手市場になればなったで、やはり不本意ながら就職を決めてしまう生徒、本当に自分がやりたいことが見つからないまま進路を決めてしまった生徒も一定数は出てくるでしょう。このようなことを最小限にするためにも早い時期での職業体験と、それを通じた職業観の涵養はたいへん大事であり、第3者的な立場に立てるNPOのポジションに優位性がある分野でもあるような気がします。

 a trioのますますの発展と、三重県におけるキャリア教育の充実が、この表彰を契機にいっそう進むことを願ってやみません。

■a trioホームページ   http://a-trio.net/

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