2015年2月25日水曜日

経営計画作成アプリ「経営計画つくるくん」

中小企業基盤整備機構HPより
 独立行政法人の中小企業基盤整備機構が 「経営計画つくるくん」 なる経営計画作成アプリ(ソフトウエア)をリリースしています。

 経営計画書とは、企業が自らの事業内容や経営状況を振り返り、将来の事業目標の達成のため、経営資源(従業員、資金、情報、資産)をどう活用するかをとりまとめたもの。ビジョンと経営理念を実現するための道具です。

 しかし、意外なことに、経営計画書を作ったことがないという経営者は現実には決して少なくありません。特に個人営業や小規模事業者の場合、書きものの計画書よりも、経営者のリーダーシップと社内コミュニケーションで経営できてしまうケースは多く、計画作りのために時間も割けないという事情があります。
 しかし、金融機関への融資の申し込みなどで経営計画書が ~しかも、記載内容や数字の積み上げに合理性と整合性がある~ 必要になる場面もあり、忙しい経営者は頭を抱えてしまう、ということもよく聞かれます。
 そこで、経営計画書の作成に不慣れな経営者のために、タブレットにインストールすれば簡単操作で経営計画書が作成できる「経営計画つくるくん」が開発されたとのことです。

 現在はiPad版のみがリリースされていますが、まもなくWindowsタブレット版もインストール可能に準備されるとのことで、いずれも無料でDL、使用できます。



 このアプリは、2つのメニューからなっており、

[メニュー1] 経営計画書をつくろう!
 Q&A形式で答えを考え、入力していくことで、経営計画書のベースが作成できます。
[メニュー2] 経営計画を勉強しよう!
 ストーリーに沿って出題される問題に対し答えを選択していくことで、経営計画作成に必要な知識や経営計画の必要性について学ぶことができます。 

 とのことなので、関心がある経営者の方、もしくは企業で経営戦略を担当されている方はトライしてみてはいかがでしょうか。

 現在、国の補正予算により、中小企業向けに「ものづくり・商業・サービス革新補助金」が予算措置され公募が始まっています。(全国中小企業団体中央会へのリンクはこちら
 また、小規模事業者向けに「小規模事業者持続化補助金」が予算措置され、まもなく各都道府県の実施主体により公募が始まるでしょう。
 これらの補助金は、経済対策としての効果を狙うため巨額な予算を一斉に執行するという、ありていに言えばバラマキに近いものですが、それにしても申請すれば誰でももらえる(採択される)ものではなく、厳正な審査が行われます。
 結果的に採択されるのは3割から5割程度の申請者に過ぎないので、採択と不採択の別れ目は何なのかということが問題となります。

 わしが思うに、その大きなファクターは、①その申請企業にしっかりした経営計画があるかどうか、②補助事業の申請内容がその計画と整合しており、計画を着実に実行するための手段として補助事業が不可欠なものであるかどうか、という2点です。経営計画がそもそもないのは話になりませんし、大急ぎでコンサルの言うとおりに作文したものは、経営者の腹に落ちていませんし、内容的にも色々な面で ~誤字脱字、てにおはの不備、数字の不突合、文章の意味が不明などなど~ ほころびが生じやすいのです。

 補助金は目的でなく手段なので、補助金を取るために経営計画を作るのは本末転倒ですが、もし仮に現在経営計画を持たない企業であるとすれば、補助金獲得に動くことをきっかけにして、経営計画をじっくり考えてみるのも悪くはないと思います。
 そのとっかかりに、「経営計画つくるくん」を試してみるのもいいかもしれません。

■中小企業基盤整備機構    経営計画作成アプリ『経営計画つくるくん』

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