2015年3月12日木曜日

はんわしの通販生活(暁石鹼オリブ)

 わしは髪の毛が細い質なので、若いころからオツムの地肌がけっこう目立っていました。ある時、学校で養護教諭をやっている方と雑談していて、抜け毛、薄毛の悩みを話したら、「アナタ、洗髪にシャンプー使ってるやろ。それがいかんのやわ。石鹼シャンプー使わな。」と強く言われ、生まれて初めて石鹼シャンプーなるものの存在を知り、しばらく使っていた時期がありました。
 しかし、それほど効果もなく、と言うか、もともとシャンプーは育毛剤でもなんでもないので、石鹼シャンプーにしたから抜け毛が少なくなるとも断言はできないのでしょうが、そんなこんなでしばらくで使うのをやめてしまいました。

 ところが、あるセミナーで、四日市市にある暁石鹼(株)の関係者とお知り合いになり、その後、工場見学をさせていただく機会があったこともあり、それ以来は時々、暁石鹼の石鹼シャンプー ORIBU(オリブ)を使っています。
 先日、某通販で購入したので紹介してみます。

 よく、(市販の一般的な)シャンプーは石鹼ではなく合成洗剤である、と言われます。ホームページなどで調べてみると、どうもこれは本当のようです。
 ではそもそも、石鹼と合成洗剤はどう違うのでしょうか?

 uki☆uki☆せっけんライフなどによると、相違点は以下のようになります。


・石けんや合成洗剤は、共に、本来なら溶け合わない水と油を溶けるようにする性質を持つ「界面活性剤」である。界面活性剤は1つの分子の中に油に溶ける部分(親油基)と水に溶ける部分(親水基)を持つ化合物のこと。
・石けんの親水基がカルボキシル基(COO)で、原料は動植物製の油脂。これに対して、合成洗剤の親水基はスルホン基(SO3)やエーテル(-O-)で、原料はおもに石油成分である。
石けんは天然油脂を苛性ソーダで加水分解して作られる。添加剤も炭酸塩(炭酸ナトリウム)などのアルカリ剤だけ。(品物によっては香料等を添加している場合もある)
・合成洗剤は高温・高圧の複雑な工程で製造され、添加剤もアルカリ剤のほか、洗剤カスの発生を抑える水軟化剤、洗浄作用を強める工程剤、汚れの再付着を防ぐ分散剤、色を白く見せる蛍光増泊剤、タンパク質などの汚れを分解する酵素、香料などが含まれている。
・合成洗剤は石けんの欠点を補う目的で開発されたもの。石けんに比べて、①硬度の高い地域でも使いやすく、②水に溶けやすい、③使用量が少なくてすみ、④安価であるなどの長所がある。
・合成洗剤の種類は多く、生分解性が悪く、生物への毒性が比較的高いものがある一方で、生分解性や毒性も石けんと変わらないものもある。合成洗剤を一派ひとかけらにして「すべて危険」とするのでなく、現在は安全に関する研究も進歩しており、資源問題も含めた環境問題を総合的に考えていかなければならない。
 とのことです。
 しかしまあ、一般的に環境に優しいということは言えそうですし、抜け毛の話に戻れば、最も悪いと言われる頭皮への刺激性が少ないことも石けん(石鹼シャンプー)が優れている点のようです。

 では暁石鹼では実際にどのように石鹼を製造しているのか。
 わしが見学したことを思い出しながら書こうと思っていたのですが、なんと素晴らしいネットの世界。ミエシカルというサイトに、暁石鹼の工場見学レポートが詳細に掲載されています!
 なので、くわしくはぜひこちらをご覧ください。

■ミエシカル Miethical
 第8弾 エシカル工場見学ツアーレポート 地元住民の声から生まれた肌に優しい石けんの製造工程見学(2014年1月19日)

 これを見ればお分かりのように、暁石鹼では石鹼(このケースでは、浴用石鹸)の原料には牛脂を使い、これにアルカリ(苛性ソーダ)を投入して鹸化(アルカリ分解)し、さらに塩を加えて塩析(凝固)させる、という、シンプルと言えばシンプルな手作業で製造しています。

 このような製法を「枠練り」と言うのだそうで、最終製品化までの全工程に3週間近くもかかるため、大量生産には適しておらず、コストも割高となります。
 このため、おのずと顧客は「石鹼へのこだわり」がある層が対象であり、主に生協への出荷や通販で販売を行っているとのことでした。
 ちなみに、暁石鹼では、浴用、洗濯用の固形石鹸のほかに、わしが使っている石鹼シャンプーやボディーローション等も作っており、ORIBUという商品名を付けています。
 本当に素晴らしい商品なので、ぜひ多くの方に使っていただきたいと思います。

 むずかしいのは、暁石鹼で用いる原材料は、牛脂にしろヤシ油にしろ、三重県産のものではないことから、せっかく良心的に製造していても、県や市などがよく行っているような「地産地消アイテム」とか「地域特産品」としての扱いができないのです。つまり、行政による販促の支援が受けにくいのです。
 暁石鹼は確かな品質を認めている多くの顧客に支持されているので、今さら特に行政による支援などは必要ないかもしれませんが、一般論として、ORIBUのように特色、特徴のある商品が、実は地元自治体の支援対象から抜け落ちてしまうというのは、現在の商工支援策の矛盾のようにも思えます。 

(注)
 暁石鹼(株)はホームページがありませんので、購入希望の方は「石けん百科」等の通販サイトをご利用ください。

 

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