2015年4月27日月曜日

超書店MANYOが5月で閉店へ

 超書店MANYO(まんよう)を運営する(株)希望堂書店(本社 伊勢市)が、平成27年6月をもって、業務転換のために超書店MANYOを閉店すると告知しました。

 超書店MANYOは「万陽書房」として30年ほど前に創業した古書店です。
 当時はまだ珍しかった、ロードサイド沿いに倉庫のような大型店舗を構え、マンガや雑誌、文庫など数万~数十万冊にもなる圧倒的な量の古書を販売するスタイルで、三重県内を始め、東海地域、関西地域に多店舗展開しました。

 古書のほか、レコード、CDなどの音楽ソフトやゲームソフトの買い取りと販売にも乗り出し、MANYOは90年代には深夜まで多くの若者で賑わっていました。

 しかしその後、GEOやBookoffといったナショナルチェーンが三重県にも進出するようになって、MANYOからかつての勢いは、見た目にはしだいに失われていきました。

 津市や松阪市にあった店舗もいつの間にか閉店し、伊勢市の本店も、釣り道具の販売や、最近では貴金属の買い取り、iPhoneの修理などの多角化に取り組んでおり、時代の趨勢とはいえ「超書店」というコンセプトがやや揺らいできていたような印象を与えていました。


 今回の閉店は業態転換によるとのことですが、では具体的にはどのような店に転換するのかは明らかになっていません。
 いずれにせよ、三重県発の若者文化やサブカルチャーを発信する企業としてのMANYOの一時代は終わってしまうようです。

 わしは、万陽が伊勢市駅裏の宮後町にあった頃から万陽書店で数えきれないほど古書を買っていました。高校生のころで、小説の文庫本が1冊50円とかで買えるのは本当にありがたかったのです。
 その後、近鉄宇治山田駅前の明倫商店街内に移転し、さらに現在地の小俣町に「超書店」(大型店)となって移転してからも足繁く通っていました。
 
 町の本屋さんの経営が厳しくなっていると言われ出してから久しくなっています。その一つの対抗手段として、MANYOの古書売買という試み、そしてサブカルチェ―全般の中古売買というビジネスモデルは確かに有効なものでした。
 これから先、MANYOが、どのように新しく生まれ変わるのか、わしも楽しみに見守りたいと思います。

■超書店MANYO  http://kiboudo.co.jp/

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