2015年9月17日木曜日

モクモクが京都にレストランを初出店

 伊賀の里モクモク手づくりファームは、京都市にあるホテルビスタプレミオ京都に、直営レストランである 元気になる農業レストラン モクモク を9月19日にオープンすると発表しました。
 モクモクの直営レストランは7店舗目で、京都には初の出店となります。

 モクモクは昭和53年、三重県伊賀市(当時の阿山町)でハム・ソーセージの工房としてスタートしました。
 平成元年に、ソーセージ作りなどを一般客に体験させる体験型の農畜産施設に転換を始めましたが、この路線が大成功し、平成7年には体験型の農業公園 モクモク手づくりファームをオープンさせるに至りました。
 モクモクの事例は、全国の農畜産業の活性化や地域経済活性化のお手本となる、いわゆる「6次産業化」の成功例として広く知られるようになり、今では三重県を代表する農業コングロマリットに成長しています。

 わしも、伊賀市にあるモクモク手づくりファームにはもちろん何度も行ったことがありますし、三重県内に展開している直営レストランにも行き、その時の様子はこのブログにも書きました。(伊賀市にあるハハトコ食堂のレビューはこちら。津市にあるハハトコ食堂津松菱店のレビューはこちら。)

 モクモクレストランの京都店はどのような店になるのでしょうか。


 モクモクのホームページによると、レストランはホテルビスタプレミオ京都の1階に入居する形で運営されます。
  そのためか、モクモクのレストランとしては初となる、朝食の提供が行われます。
 店の広さは約300平方メートルで、木を基調とした落ち着いたインテリアとなるそうです。他のモクモクのレストランと同様、ビュッフェ方式で、席数は105席。和食を中心とし、パスタや創作サラダなど60種類以上のメニューが提供されます。

 野菜は京都の契約農家によるものや、モクモク農場の収穫物を提供し、当然ながらモクモクが製造したハムやソーセージのほか、豆腐、パン、ジェラート、地ビールなどもあり、野菜は店頭でも販売されます。
 気になる値段ですが、大人料金は税込で、朝食1620円、ランチ1851円、ディナー2399円です。これを高いと見るか、安いと見るかは新鮮な農産物や手づくりにこだわるかどうかで評価が分かれそうです。

 それにしても、モクモクのビジネス戦略は非常に優れていると思います。6次産業化に対しては農家や農協などに行政から多額の補助金が出され、商品開発やメニュー開発、レストランや直売施設の建設などの支援が行われています。
 しかしながら、モクモクのように成功している例はごくわずかなのが現状です。もちろんモクモクも行政からの支援は受けていますし、特にスタートアップ期には金銭的な助成は有用だったお思いますが、ある時期からは自立し、今では自主的に事業を拡張しています。

 以前このブログにも書いたように、行政による現状分析や政策評価は情緒的なものが多く、客観的なデータに裏付けられているものは案外少ないのですが、モクモクの成功については農水省や三重県も一度徹底的に調査を行い、成功の要因、特に事業戦略の決定や具体的な事業展開の「プロセス」を誰もが学べるようにするべきだと思います。

■伊賀の里モクモク手づくりファーム  http://www.moku-moku.com/


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