2015年9月22日火曜日

シルバーウイークの京都でもみくちゃになった(その1)

 わしにとっては、完全に棚ボタといってよいシルバーウイークで、せっかくなら超有名観光地に行ってみようということで、京都の市内観光に行ってきました。
 京都市は京都観光総合調査の結果を6月に公表していますが、これによると平成26年の市内観光客数は過去最多となる5564万人となったとのことです。さらに、宿泊客数も1341万人で過去最多、さらに外国人宿泊客数(183万人)も、観光消費額(7626億円)もいずれも過去最高の数字となっているとのこと。
 特に外国人宿泊客数は前年から62%も増加し、中でも台湾、中国、タイ、マレーシアの宿泊者数は2倍以上という急激な伸びとなっているとのこと。
 アジアからの旅行客の「爆買い」は、以前このブログでも大阪での見聞を書きましたが、京都もそんなにすごいのでしょうか。さっそく、外国人に人気が高いという伏見稲荷大社に行ってみました。


 朝10時。気温23度。快晴。
 すでに伏見稲荷の玄関に当たる「楼門」の周囲は相当な混雑となっていました。

 階段を上がって本殿に進むと、境内はますます混雑していて、まっすぐ歩くことさえ困難です。
 おそらくこの空間に2~3千名はいるでしょう。感覚として、このうち半分くらいが外国人です。とにかくあちこちに群れつどって、やたらと写真を撮りまくっています。
 

 わしは参拝を済ませたのち、外国人の人気スポットだという「千本鳥居」に向かってみることにしました。
が、すごい渋滞・・・


 千本鳥居はわしも20年くらい前に来たことがあります。季節も忘れましたが、夕方で、ほとんど人はおらず、神秘的な雰囲気でした。
 しかし、もうこれは神秘的も何もなく、ただ単に朱色のトンネルを、がやがやと歩いていくのみです。

 面白かったのは、鳥居のトンネルを今来た方向に振り向くと、やたらと漢字が目に飛び込んでくることです。鳥居を寄進した篤志家の名前や奉納日などが彫り込まれているのは日本人ならわかりきったことですが、朱と黒のコントラストが強烈で、外国人は「いったい何が書かれているのか」に大変興味を持つみたいです。


 参道は起伏もかなりあってけっこうしんどいので、わしは適当なところで切り上げて戻ってきました。千本鳥居は稲荷山の頂上にあたる一の峰まで続いており、そこをぐるっとまわって元に戻ってくると約4kmあるそうです。 


 おみくじとか、お守り、お札の頒布所は、だいたいが日本語と英語の二か国語表記でした。鳥居は日本的なイメージを抱くのでしょうか、鳥居絵馬をお土産にする外国人が多いのかもしれません。
 ただ、わしが本殿前でウオッチしている限り、外国人はヨーロッパ系にしろアジア系にしろ、お賽銭を入れて拝んでいる人が意外に少ないように思えました。
 これは宗教上の理由かもしれませんが、もちろん実際のところはわかりません。

 約1時間で伏見稲荷大社を後にしました。
 写真には撮りませんでしたが、楼門の外、JR奈良線の稲荷駅や、京阪電車の伏見稲荷駅に至る数百メートルには、露店や土産物店が林立しています。
 露店にもちゃんと「SWEET POTATO」とか「TAKOYAKI」はローマ字表記されていて、珍らしそうに足を止める外国人に向かってオニーサンがしきりにセールスしていました。これだけ外国人が多いと、これをターゲットにしない手はありません。

 何と表現して良いかわかりませんが、デイズニーランドに行くと、例のネズミのマスコットのでかい耳の帽子を、カップルや、いいトシしたおじさんおばさんまでもがかぶっていても恬として恥じない(京葉線で東京駅に着いたら脱ぐ)、まったく平気なムードがあると思いますが、それと似たような、「肩肘張らない日本を体験できる」ようなムードが伏見稲荷周辺に漂っているのを強く感じました。
 
そして、その、「外国人も心ゆくまで浮かれられるムード」は、稲荷大社前にある細い南北の路地(本町通)からJR、京阪の駅あたりまでで、そこから先は普通の京都市民の、普通の日常生活が広がっている感じでした。
つづく

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