2015年9月8日火曜日

熊野古道「夏みかん線香」を買ってみた

 有限会社御浜柑橘が販売している、「甘夏みかん様」というお線香を買ってきました。

 御浜柑橘がある三重県御浜町は気候が温暖で、年中みかんがとれる町をキャッチフレーズにしているほどミカンの栽培が盛んな地域です。
 御浜柑橘は、自家栽培したミカン(生果)のほか、ジュースなどの加工品も販売していますが、線香とはまた毛色が違う商品です。同社のホームページによると「春から夏にかけて爽やかな甘酸っぱさとスッキリとした香りが魅力の甘夏みかんを丸ごとパウダー状にしてお線香に練り込んだ」もので、墓参などはもちろん、和室や寝室、リビングなどにもオススメの香りだとのこと。

 おそらく、この線香が開発され販売開始されたのは一年以上も前なのですが、販売は同社の通販サイトと、御浜町内の道の駅など限られた店舗のみのため、わしはなかなか購入する機会がありませんでした。
 で、先日、御浜町の道の駅「パーク七里御浜」に立ち寄った時にやっと買うことができたのです。
 わしが買ったのは20g入りの、商品ラインナップとしては一番小さなもので、約66本入っているそうです。値段は360円(税込)でした。


 ふたを開けてみると、確かに線香は、まあみかん色と言えばみかん色に近い、黄土色のような色で、これまたハッキリとみかんという訳ではないけど、フルーツ系の甘い香りがします。わしはバブとかバスクリンみたいな入浴剤を連想してしまったのですが。

 火をつけてみるとこんな感じ。
 わしの家の仏壇で、ふだん使っているのが「けむりの少ない」タイプの線香のためか、意外にけむりが多いように感じます。

 香りのほうですが、あくまでわし個人の感想ですが、やはり「みかん」だとか「夏みかん」だと明晰にわかるわけではなく、何となく甘い香り、フルーツっぽい香り、だという感想です。
 もちろん、普通の仏壇用の線香の香り(ビャクダンとか)とは全く違います。しかし、お香の専門店に行くと、ラベンダーとかミントとか、「リラックスの香り」みたいなさまざまなお香はあるので、それと比べて夏みかんという差別化要因が強烈にあるか、と聞かれると、それは断言できません。

 箱の中には御浜柑橘の社長が書いたと思われる説明書が入っています。そこにこの「甘夏みかん様」を開発した意図が書かれているのですが、何だかわかったようなよくわからないような話で、けっこう笑えたので紹介します。要旨は以下のようなものです。

・私は何気なく墓参りや仏壇に線香を上げていた。しかしみかんが粉末にできる現代、ふるさとの香りの入った線香ができないものか、と思うようになり、そんなことを考える日々が続いた。
・やっとここに、熊野古道ふるさと線香【甘夏みかん様】を作ることができた。
・仏様の喜ぶ好物は「思いやり」と「まごころ」だそうである。ご先祖様が子孫に幸や恵みを運ぼうとしても、仏様の食事であるお線香が毎日同じだとご先祖様も飽きて元気を失いかねない。
・ご先祖様にふるさとの懐かしい香りで潤いと元気を運び、親から子へ、子から孫へと続く子孫繁栄。

 独自の見解とか、やや筋道がわかりにくい部分がありますが、これを読むと基本的に社長は、みかんの産地をふるさとに持つ、つまり御浜町出身のご先祖様を対象に、そのご先祖に喜んでもらう意図でこの線香を開発したようです。
 いずれにしても、この線香は御浜町らしいユニークな商品なのは間違いないし、仏事用や部屋用として広く使えるものだと思います。みなさまもぜひ。
(なお、線香を製造しているのは淡路梅薫堂という兵庫県のメーカーです。)

■御浜柑橘ホームページ   http://www.mihamakankitsu.jp/

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