2015年10月19日月曜日

ニチレイのキャンペーンに尾鷲わっぱが

 冷凍食品大手のニチレイが、「手作りお弁当応援キャンペーン」なるものを11月30日まで行っています。
 秋は行楽や運動会など、お弁当を作る機会が何かと増える季節ですが、ニチレイの「お弁当にGood!」シリーズは着色料・保存料・化学調味料を使っていない、素材の味を生かし、ていねいに仕上げた商品だそうで、お弁当作りに頑張る皆さまを応援するという趣旨で実施しているとのことです。

 キャンペーンでは、「お弁当にGood!」シリーズの対象商品にあるバーコード3枚を貼って応募すると、曲げわっぱ弁当箱・箸セット(1万円相当)か、オリジナルQUOカード(5,000円分)が、抽選でそれぞれ200名、500名に当たるそうです。

 この商品の「曲げわっぱ弁当箱」とは、尾鷲市特産で、三重県の伝統的工芸品にも指定されている 尾鷲わっぱ のことです。
 曲げわっぱは秋田など各地で弁当箱などとして作られていますが、尾鷲わっぱと他の曲げわっぱの大きな違いは、尾鷲わっぱは表面と内側を漆で塗装する「塗り」が施されていることです。
 尾鷲わっぱは100%完全手づくりであり、作り手は今や尾鷲市にある「ぬし熊」の世古効史さんしかいないというレアイテムでもあります。



 尾鷲は眼前には黒潮の熊野灘、背後には急峻な大台山地が迫り、海からの湿気を含んだ温かい空気が山にぶつかって冷え、そのせいで非常な多雨地帯として知られています。(年間の平均降水量は3800ミリで、これは屋久島とほぼ同じくらいだそうです。)

 この環境は、一方で良質なヒノキを育てる土壌となっています。尾鷲わっぱは、美しい木目と緻密な年輪を持ち、剛性が高い尾鷲ヒノキを材料としており、昔は山仕事の人々が弁当箱として使うために、飯が痛みにくい通気性とともに物理的に堅牢、かつ軽量であることが特徴です。

 わしが以前、ぬし熊さんから聞いた話では、普通に使っている限り、尾鷲わっぱは定期的に塗り直しなどのメンテナンスをしていれば50年くらいは楽に持つそうです。昔ながらの、丸型で塗りが施され堅牢な尾鷲わっぱはひとつ数万円するので、一見、ものすごく高価に思えますが、全部で45もある工程を手作業で行っており、結果的に半永久的に使えるということであれば、考えようによっては安い買い物ということもできます。

 今回のニチレイのキャンペーンの商品となっているのは、ぬし熊の尾鷲わっぱの中でも比較的新しいラインナップである、電子レンジ対応のわっぱのようです。
 このわっぱは、塗りでなく、摺り漆(すりうるし)という技法で、漆が薄くかけられているのが特徴で、従来型のわっぱが真っ黒であるのに対して、薄いこげ茶色をしており、素材であるヒノキの木目が非常に引き立つ仕上がりとなっています。
 持ってみると驚くほど軽く、炊飯器で炊いたご飯を移しておくと、ほどよく湿気が抜けて冷めてもべちゃべちゃしません。レンジで30秒~1分くらいでほかほかに温められ、洗うのもらくです。
 なぜわしがここまで詳しいかというと、実際にわしもこのレンジ対応の尾鷲わっぱを購入してほぼ毎日使っているからです。

 個人的には絶対におススメの逸品なので、気になる向きはぜひニチレイのホームページをご覧いただき、キャンペーンに応募していただいてはどうでしょうか。

■ニチレイ手作りお弁当応援キャンペーン  
 http://www.nichireifoods.co.jp/obentogoodcp/#mori_good_program

■尾鷲わっぱ ぬし熊  http://nushikuma.com/index.html 

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