2015年10月6日火曜日

中国人はあんなに買ってどうしているのか

   中華人民共和国の建国記念日にあたる「国慶節」は、10月1日の当日から7日までが連休となる恒例らしく、中国人旅行者が大挙してやって来、大量の買い物をする、いわゆる「爆買い」を繰り広げる光景が日本各地で展開されたようです。
 国慶節期間中に海外旅行する中国人は約560万人(!)もいるそうで、中でも日本は人気の旅行先となっています。北京の日本大使館では国慶節前、1日に最大で1万件のビザ申請があったらしく、日本政府の観光局によると、1~8月に訪日した中国人は外国人でも最多の約335万人にのぼりました。(産経ニュース 10月6日付け

 わしも今年2月に大阪市内の繁華街で「爆買い」を目の当たりにし ~ただ、その時は「爆買い」という言葉はまだ一般的ではありませんでしたが~、チャイナパワーに圧倒されたことはこのブログにも書きました。(はんわしの評論家気取り 初めて見た中国人の大人買い 2015年2月17日)
 しかし、よくよく考えると不思議ではあります。
 あんなに大量に、ガラガラを一人で2つも3つも引っ張って歩くほどに買い物をして、いったい自分だけで使い切れるのか?ということです。
 日本より親戚や隣近所のコミュニティーが健在で、お土産とか頼まれ買いということも多いのでしょうが、それしてもわしが見たように10万円分も家庭薬や化粧品を買って、場合によっては一年以上持つと思いますが、どうしているのでしょうか??


 そんな折、GIGAZINEに 中国人の「爆買い」でどのぐらいの利益が出るのか検索もできる「BackGuy」 という記事が出ていました。
 これによると、爆買いの原動力は、日本製品を買いたいというニーズに加えて、中国国内で転売することによるお金儲けといった側面もあるようです。そして、爆買いで購入される商品の日本国内の売価と、中国での転売価格を簡単に比較することができるウエブサイトがこのBackGuyだということです。

 BackGuyのフロントページを見ると、このサービスの目的は「日本の製品がいかに高く評価されているのか知って頂ければ本当に嬉しい」ということだそうです。
 そして、マツモトキヨシとかドンキホーテで売っているような、珍しくも何ともない商品の一部が中国国内では3割から2倍くらいの値段で転売されており、 一部のプレミア商品は5倍以上もの値段で転売されている一方で、まったく人気がなくて転売しても赤字になる商品も多いとのことです。
 たとえば高級化粧品SK-IIの転売先をBackGuyで検索すると、ものによっては2倍程度で転売されており、そのURLを見ることができます。
 理解に苦しむ値段設定の例としては「山本山のキティちゃんコラボの海苔」の事例が紹介されています。日本での価格が540円のところ、何と34倍の999中国元(約19000円)で出品されている転売サイトがあるそうです。

 このように見ていくと、やはり中国人の発想というか思考回路は、日本人と違ってたいへん利に敏い(良くも悪くも)と思わされます。彼らは何も日中友好だの、日本のものをリスペクトしているといったレベルで買い物しているわでではなく、その先にある、転売による利益をきちんと冷静に織り込んでいるわけです。
 日本人も今と違ってモノや外貨のない終戦後、まだ海外渡航が珍しかったころにはこのような行動をとる人もいたのかもしれません。

 ところで、このように興味が尽きないBackGuyですが、これはスマホのアプリのような無料サービスではありません。有料です。しかも30日間の利用料金が9,800円です。決して安くはありません。
 サービスを行っている(株)クレイジーワークスの代表者 村上福之さんによると、「BackGuyで提供しているような価格比較情報は、自分でお金を儲けたい人には利用料金の何十倍も価値がありますが、そうでない人には一円の価値もありません。日本人のほとんどにはいらない情報です。」とし、「訪日中国人は平均43万3000円のお金を使って日本に来ています。転売目的の方は旅行費用をペイすることが多いです。 それから考えると劇的に安い価格です」と書いており、要は日本人として、9,800円を払ってまでこの情報を活用ができるかどうかを利用者に問いかけているのです。
 GIGAZINEでは無料版では見られない、有料版の画面のサンプルなども紹介していますので、関心がある方はこちらをご覧ください。
 人生、至る処に儲け話あり、ということでしょうか。

■BackGuy   http://backguy.crazyworks.jp/

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