2015年11月29日日曜日

三重県の障がい者雇用率が過去最高に

 厚生労働省三重労働局が11月27日、三重県内の民間企業や公的機関などにおける平成27年の「障害者雇用状況」の集計結果を公表しました。
 これによると、今年6月1日現在の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者の三重県内の企業における障害者雇用率は、調査開始以来最高となる1.97%となりました。


 障害者雇用促進法は、事業主に対して常時雇用する従業員の一定割合(民間企業なら2.0%)を法定雇用率と定め、これ以上の障がい者を雇用することを義務付けています。
 ちなみに、全国平均は1.88%。三重県は長らくこの法定雇用率を下回り、雇用率が全国最下位と言う状態が長く続いていましたが、平成27年は全国第20位となりました。
 三重労働局と三重県は障がい者の雇用増加のため、各種の取り組みを行ってきており、企業への理解と行動が進んだことに、一定の効果があったものと思われます。

 三重労働局が公表した資料によると
・「障害者雇用状況」は従業員50人以上で県内に本社がある1014社が対象。
・雇用されている障がい者の数は3,448.5人で、前年より12.1%増加し、過去最高。
・雇用者の内訳は身体障がい者 2,331.5人(対前年比 7.4%増)、知的障がい者 744.0人(同 14.5%増)、精神障がい者373.0 人(同 45.4%増)。
・法定雇用率の2%を達成している企業の割合は55.7%で全国18位(昨年21位)。
 となっています。

 雇用企業を従業員規模別に見ると、100人未満の中小企業の雇用率が2.16%となり、全国平均1.49%を大きく上回っています。
 また、雇用企業を業種別に見ると、製造業、医療・福祉、卸売・小売業、運輸・郵便業などで多く、農林水産業や建設業、サービス業では低くなっています。

 詳細なデータは三重労働局の資料をご覧いただきたいのですが、この中でもわしが関心を持ったのは、「地域別(ハローワーク管内別)の状況」というものです。
 三重県内には9つのハローワークがありますが、それぞれで雇用率を見ると、桑名(1.92%)、四日市(2.00%)、鈴鹿(2.01%)、津(2.03%)、松阪(1.68%)、伊勢(1.95%)、伊賀(2.01%)、尾鷲(2.15%)、熊野(1.93%)となっており、なぜか松阪管内が突出して低いのです。


 この理由は三重労働局でもわかりかねたらしく、資料でもこの点には触れられていません。何らかの季節的な変動などがあったためかもわかりません。
 県全体では雇用率は大きく改善しているので、今後は地域の実情に応じたさらにきめ細かい支援や啓発が重要になるのではないかと思います。

■三重労働局  平成27年 障害者雇用状況の集計結果(PDF)


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