2015年11月1日日曜日

Sea級グルメ全国大会 in 鳥羽に行ってみた

 10月31日~11月1日の両日、鳥羽市のマリンターミナル周辺で開催された Sea級グルメ全国大会 in 鳥羽 というイベントに行ってみました。
 Sea級グルメとは、「みなとオアシス」がある地元で水揚げされた海産物やその周辺地域で地産地消される名産品を用いて作られた飲食物を募集により選定した、世間一般で言うところの「B級グルメ」の海鮮版といったところのようです。
 よくわからないのはSea級グルメの前提となっている「みなとオアシス」なるものの存在です。
 これは、地域活性化のために人々の賑わいや交流を促進する港湾施設として国土交通省が認定した施設だそうです。ちなみにSea級グルメという名称も社団法人ウォーターフロント開発協会なる団体が商標権を持っているものらしく、まあありていに言えば一種の官製イベントなのでしょう。
 それはともかく。


 くもり空で海のそばは肌寒いほどでしたが、訪れたのがちょうどお昼の12時ごろだったためか、かなりの人出でした。
 全国大会だけあって、地元鳥羽市をはじめ、北は岩手県宮古から、南は鹿児島まで、18ヶ所もの「みなとオアシス」が出店していました。すべて海鮮系。なかなか壮観です。


 よく見ると、メニューの写真のところに投票口が開いており、メニューを購入した時にくれる投票券を、最も気に入ったメニューに入れることで人気ナンバーワンを決める仕組みです。

 会場のマリンターミナルは、鳥羽(佐田浜)港の突堤部分にあたり、一帯が緑地とボードウォークになっています。


 Sea級グルメ以外に、地元鳥羽市の海産品や観光PR、国交省(中部地方整備局)など行政PRのブースもたくさん出ていました。



 ウッドデッキ部分はフードコートになっており、そのド真ん前で、どっかのバンドがヒップホップを演奏していました。騒々しいです。

 わしも何か食べてみることにしました。
 蒲郡(愛知県)の「ガマゴリうどん」とか、広島の「ひろしまカキ味噌焼きそば」などには長蛇の列ができており、なかなか回ってきそうにありません。
 なので、わりに空いていた、鳥羽出店の「サメの春巻」を食べることにしました。一本300円です。


 サメは伊勢志摩地方では干物などにしてよく食べられます。これは全国的には珍しい食習慣のようです。(決してまずいわけではなく、練り物の原料などにサメは広く使われているのですが。)
  

 この後、三原(広島県)の「三原やっさタコのたこ天」と、地元鳥羽市の今浦朝市グループの「たこ飯」を買いました。


 サメの春巻はホワイトソースを使った「クリームコロッケ」的なもので、淡白なサメの肉とよく合っていました。これはなかなかです。たこ天、たこ飯も大変おいしかったです。
 他のメニューももっと食べたかったのですが、時間的、金銭的に余裕がなく・・・・・

 このように、Sea級グルメ全国大会はそこそこ賑わっていました。しかしまあ、特別に目新しいメニューはありませんでした。一番最初にB級グルメブームを起こした、富士宮焼きそばのような目新しさは、そうそう長く続くものではないのです。使っている食材はご当地の水産物、海産物であったとしても、メニューはラーメンであり、うどんであり、丼であり、調理法は焼いているか揚げているかで、どんどんファストフード化しているのです。(今回がたまたまこのようなラインナップになっただけかもしれませんが。)

 これくらいの規模のグルメ市を各地でコンスタントに行っていく、という事業展開であればこれはこれでもちろんアリかと思います。しかし、「おらが街のお国自慢」はしばらく措くとして、海産物など言ってみれば全国各地でそれほど差があるわけではありません。鮮度とか値段が重視され、生産地は重要な差別化要因にならないというシビアな世界でもあります。
 「生産者の思い」を消費者に伝える、つまり「モノ」でなく「モノガタリ」を売るという考え方は大事なのですが、ここまで全国横並びの競争になってくると、モノガタリを聞かされる消費者のほうも正直言って少々疲れてきているように思います。
 B級グルメというビジネス戦略、ビジネスモデルは、今後どうなっていくのでしょうか。

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