2016年2月17日水曜日

ミエマンのカレー伊勢うどんを食べてみた

 先日、近鉄鳥羽駅近くにある土産物店&レストランの複合施設の 鳥羽1番街 に行ってきました。
 もっとも、ここはわしの実家のすぐ近くにあって、天気のいい休みの日なんかは鳥羽駅界隈から佐田浜港あたりをよくぶらぶら散歩しているので、立ち寄ることも多いスポットではあります。
 しかしまあ、そう思いつつも、この時は今年になってから初入館したような次第で、2階の土産物売り場に 三重のええもんBEPPIN なるコーナーが新設されていたのを初めて知りました。

 伊勢志摩地方の特産である真珠とか伊勢えびだのの海産物以外に、三重県には、萬古焼(ばんこやき)、日永うちわ、伊勢木綿、松阪木綿、尾鷲ヒノキ、といったようなさまざまな地域特産物、伝統工芸品があります。また、これらから派生したデザイン性の高い手ぬぐいであるとか、木工製品、加工食品であるとかもさまざま新商品が開発されていますが、これら三重県のご当地モノを一堂に集めたコーナーです。
 最近は高速道路のパーキングエリアなどには全国どこでも必ずこんなコーナーが設けられています。なのでコンセプト自体は目新しいものではありませんが、確かに鳥羽1番街には今までこんな売り場はなかったので、そこそこ新鮮に感じました。


 以前もこのブログで取り上げましたが、この鳥羽1番街のすぐ近くの場所に、鳥羽市が「鳥羽マルシェ」という、これまた今流行の産直ショップ&レストランを建設しました。
 ここは運営が、JAとJF(漁協)が合弁で作った企業に委託されており、鳥羽市内の農家が作った野菜や果物、加工品、鳥羽市内の漁家が収穫した魚や貝、海藻などが販売されています。
 いわば鮮度で勝負に出てきた形であり、しかもこの鳥羽マルシェは市が建設費を負担しているので競争条件としてもはるかに有利です。
 一民間施設として立ち向かわなくてはならない鳥羽1番街は苦戦が予想されたのですが、あにはからんや、逆境こそチャンスになるというべきか、鳥羽観光の総合案内所である鳥羽旅コンシェルジュの設置、足湯&お茶無料の休憩スペースの設置、観光キャンペーンや販促キャンペーンの立て続けの実施などの対抗策を打ち出し、わしのような地元民が見ると、鳥羽1番街が圧勝している状態です。

 しかしまあ、今日のネタはそこではなく、ここで見つけたカレー伊勢うどんを食べてみたという話です。
 三重のええもんBEPPINを物色していたら、お隣の店でこんな商品を見つけました。
 伊勢古里屋のうどん、カレー、伊勢スタイル、などのキーワードがのたくった毛筆体で印刷されており、伊勢神宮らしい神明鳥居に、麺類をすすっているターバン姿の男性が書かれています。パッケージは全体がウコンのような黄色なので、ターバン+黄色+うどんの足し算で、普通の感性を持っている日本人なら完全に、「何か伊勢に関係するカレーうどん」を連想する、いや、それ以外には思いつかない破壊的なデザインです。
 発売しているのは三重県内の中堅醸造メーカーであるミエマン(西村商店)。一パック2人前で500円(税込)でした。

 さっそく家に帰って開封してみました。
 滅菌パックされたゆでうどんと、アルミパックの「タレ」だけのシンプルな構成です。このブログをご覧の方は百も承知でしょうが、これは「伊勢うどん」というやつで、極太麺でモチモチした食感の、伊勢志摩地域独特のうどんです。
 食べ方にも特長があって、茹でたうどんに溜りしょうゆをベースにしたタレをごく少量かけ、麺とタレを絡めて食べるスタイルです。ダシ(つゆ)がたっぷり入っている普通のうどんとはまったく違うので見慣れない方はびっくりすることと思いますが、この地方では昔から「うどん」とはこの伊勢うどんのことを指しており、現在のようにきつねうどんとか天ぷらうどんが一般的になったのは、時代が昭和に入ってからのことだそうです。(亡くなったわしの祖母もよくそう言っていました。)

 その後、この地域では当たり前だと思われていた伊勢うどんが、実はよその地方にはない独特のものであることが知られるようになると、今度はこれを「名物料理」として観光客にPRするようになっていきます。それと軌を同じくして、天ぷら伊勢うどんとか、カレー伊勢うどんといったレパートリーも増えていきました。
 ただこのミエマンのカレーうどんが目新しいのは、つゆ(スープ)がカレーベースである一般のカレーうどん、もしくはカレー伊勢うどんとは違って、「タレ」という原則を守りつつカレー味にしたこと、すなわち「カレー味のタレ」を新開発したという点です。イノベーション志向なのは好感が持てます。 
 で、実際に作ってみるとこんな感じ。タレがカレー色であり、ほんのりカレーの香りがします。
 食べてみると、当然ですが普通のカレーうどんとは全然違う、伊勢うどん独特のもちもちした食感がありつつ、すごくシンプルなカレー味という、かなり独特な商品であることがわかります。
 問題なのは、どんな具が合うかわからないことです。普通の伊勢うどんのような刻みネギは違うような気がするし、あぶらげとかも違うし、なんなんだろうなあ、と思いました。パッケージにもそのへんは詳しく書かれていないので、物足りないと言えばその点が物足りない気はしました。でもまあ、美味しかったです。みなさまもぜひ。

■鳥羽1番街ホームページ   http://www.toba1ban.co.jp/index.html

■ミエマン醤油西村商店(販売ページ)  http://mieman.co.jp/archives/1824

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