2016年2月18日木曜日

紀勢自動車道に「ゆずり車線」が

 国土交通省紀勢国道事務所が、紀勢自動車道の紀伊長島IC~海山ICの間で整備している「ゆずり車線」が、2月27日(土)午前6時から開通すると公表しました。
 この区間には現在すでに約600mの「ゆずり車線」が設けられています。今回開通するのは、その南側を数百メートル海山方面に進んだ区間で、上下線とも約1kmに渡って新設されます。
 

 片道一車線の高速道路では低速車がある場合、その後続車は走行速度が低下して、交通容量や安全性、快適性が低下します。紀勢国道事務所は「ゆずり車線によって、低速車が後続車を追い越させることで、快適な走行速度を保ち、高速道路全体のサービス水準を高める」と説明しています。


 紀伊長島IC以南の区間は「新直轄方式」として税金で整備された、いわゆる「無料区間」です。 わしも時々紀勢自動車道を使うのでよくわかりますが、紀伊長島ICを過ぎると顕著に通行量が増え、しかももみじマークを付けた軽トラックや軽自動車が時速50kmくらいで走っているのにもよく遭遇します。
 まさに低速道路ですが、高齢ドライバーを排除するわけにも行きませんし、かといってあまりに低速で走られるのも急いでいる時にはイライラするものです。なので、このようなゆずり区間が設けられるのは大変ありがたいことだと感じます。

 ところで、このゆずり車線のような区間は、普通なら「追い越し車線」と呼ばれます。(実際に、勢和多気ICと大宮大台ICの間の奥伊勢SAの付近の2車線区間は、追い越し車線と表記されていたはずです。)
 これと、ゆずり車線はどう違うのでしょうか?
 ネットで調べると、

・追い越し車線とは「速い車が遅い車を追い越すための車線」

・ゆずり車線とは、「登坂車線と同じで、遅い車が速い車をよけるための車線」

 ということのようです。(ヤフートラベルより)

 なのでゆずり車線は短い区間であってもよく、また、交通法規上、厳密には追い越し車線を走り続けると通行帯違反になりますが、ゆずり車線は走行車線なので、右側を走り続けても通行帯違反にはならないという違いもあるようです。

 ただ問題なのは、高齢者で周囲への注意力が散漫なことが顕著なドライバーの場合、自分が遅いという自覚がなく、後続車に道を譲らなかったり、あるいは2車線の広い道になると心理的に余裕が出るのか、急にスピードを上げて走り出し、結局後続車は遅い先行車を追い抜くことができない、という場面がまま見られることです。(後者は、観光バスとかタンクローリーでもよくやっています。)

 ゆずり合い精神は、紀勢自動車道のような田舎の対面通行の高速道路では、ドライバー皆が持つべきものです。ゆずり車線を活用することで、安全でスムーズな高速道路利用が進むと良いと思います。

■国土交通省紀勢国道事務所  http://www.cbr.mlit.go.jp/kisei/

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