2016年3月13日日曜日

スマホ世代のPCしらず

 今日の日本経済新聞の朝刊 カレントスコープ という連載物に、今の大学生は普段使いしているデジタイルデバイスがもっぱらスマートフォンなので、パーソナルコンピュータのスキルが数年前の若者よりもむしろ低くなっている、といったような興味深い内容が書かれていました。(3月13日付け スマホ世代のPC知らず)
 パソコンをそもそも持っていない若者も多く、タイピングが非常に遅い、半角変換のやり方がわからない、ワードやエクセルといった汎用的なビジネスソフトが使えない、といったケースも少なくないそうです。
 もちろん、若いうちは再教育も容易でしょうが、識者からは、パソコン教育や研修などの機会を得られる若者と、そうでない若者との間で新たな格差(デジタイルデバイド)が生れかねないとの危惧を指摘する声もあるそうです。
 わしもここ1~2年、大学の先生のように若者と常日ごろ接している人から、そのような話を聞いたことはありました。その人が言うには、今の学生はLINEで友人とコミュニケーションしているので、パソコンの電子メールを打つ時にメールのタイトルや宛名を入れないとか、前置きも何もなくいきなり用件だけを1行で送って来るとか、発信者に自分の名前を入れないとか、すぐに返信しないと「無視された」と思ってしまい、以後の意思疎通がたいへんになるとか、といったことに日々驚かされているとのことでした。


 実際問題として、まだまだ一部の企業や団体を除いて、ビジネスや行政の実務はパソコンが中心に使われているので、やはり当分の間は若者にパソコンに慣れてもらうしかなさそうです。
 しかし、ここ20年でデジタルデバイスは急速に発展し、目まぐるしく形を変えてきたので、パソコンがいつまで汎用機器であり続けるかは全然わからないし、ひょっとすると、ポスト・スマートフォンともいうべきまったく新しい情報端末が現れ、世界でスタンダードになってしまう可能性も大きいものがあります。
 一般の人間にとってはそれに追いついていくのがたいへんで、かつそれと同時に、脱デジタルといったような価値観も大きな流れになってくるかもしれません。

 また、先日のカッシーニ(株)の仲田洋子社長の例のように、自分が本当にやりたいことをデジタル機器で実行するためにプログラミングを学ぶ、と考える若者も確かな潮流になって来るのではないかと思います。
 メーカーやベンダーが作ったハードやソフトをただ利用するのではなく、自分で作ってしまう。わしなんかの世代の人間にとってはものすごく遠いイメージで、ほとんど宇宙人を連想させるほどの内容なのですが、デジタル機器が生まれた頃からあった、いわゆるデジタル・ネイティブの人たちにとっては、将来のデジタルとは「自分がプログラミングして、自分で動かすもの」というイメージなのかもしれません。

 それと平仄が合うのが、先日、ある起業家のイベントでお目にかかった経営者の方です。彼女は子供向けのプログラミング教室を各地で展開しており、電子キットの販売なども行っている PCN三重(プログラミング・クラブ・ネットワーク・みえ)を主宰している方でした。
 子供向けの工作教室というと、竹トンボとか、その発展形としてロボット教室なんかはよく聞きますが、そういったハードウエアでなく、それを操作(制御)する技術という次のステップに進んでいる子供向けの教室があるのが ~しかもそれがビジネスになっていることが~ 驚きだったのがわしの正直な感想です。

 しかし、デジタル世代の関心は、徐々にプログラミングに向いていくのでしょう。パソコンが使えないことは時代の流れの中では一過性のことで、何十年後かのICT技術はまったく大きく変わっているのでしょう。 

 

1 件のコメント:

mynalcsmuse さんのコメント...

 長い間本来パソコンは私のようなホワイトカラーサラリーマン以外の人間には無用の長物でした。だから思うように普及しなかたのです。結局パソコンにしろスマホにしろテレビの普及率には遠く及びません。