2016年4月27日水曜日

ついに登場した「路線バスの旅」アプリ

 日経MJによると、路線バスでの旅を支援する「旅ツクール」なるスマートフォンアプリが登場しました。東京のソフトウエア開発業者であるビーディスが開発したもので、iOSとアンドロイドの両方に対応し、アプリは無料で配布されます。(4月25日付け)
 「食べる」「泊まる」「見る・遊ぶ」などのカテゴリー別に目的地が探せ、ユーザーは旅行先で旅のプランを見ながら、近くのバス停や目的地までのバスの路線、時刻を調べることができるそうです。


value press! より

 言語は日本語のほか、英語にも対応しています。また、今年中に韓国語、タイ語にも対応するとのことです。
 路線バスの旅は、元祖とも言える田川&蛭子コンビによるテレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のほかに、徳光サン&田中律子サンのテレビ朝日「路線バスで寄り道の旅」も人気を集めるなど、中高年(中高生ではない)を中心に静かなブームになっているようです。


 ただ、テレ朝「路線バスで寄り道の旅」のほうは基本的に東京近郊の小旅行が多く、わりにバスの本数や乗り継ぎで悩む場面は少ないようですが、テレ東「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は完全にルートハンティングがテーマのストイックなバス旅行のため、ロケ地も地方が多く、バスの本数が極端に少なかったり、そもそも路線がつながっていないこともしばしばです。
 
 バスで景色を見ながら、時にはお客さん同士で会話しながら ~しかし、なぜオバチャンは見も知らない人に、たまたま近くに座っただけという理由で親しく話しかけてくるのだろう?~、のんびり旅したいという気持ちはなんとなくわかる気がするし、新幹線ですぐに遠くへでも出かけて行ける現代、バスでちびちびちびちび進んでいく、時間をたっぷり浪費できる旅行は、また違った意味で贅沢な時間の使い方かもしれません。
 しかし、往々にして田舎のバスは路線が複雑だったり、バス停の場所がわからなかったり、時刻案内がネット対応していなかったりと、地の利がない地域外の利用者には優しくありません。

 そんな人たちにとって「旅ツクール」は朗報に思えます。
 ただ残念ながら、検索対象となるエリアは北海道の道東・オホーツク地域に限られているそうです。対応するバス会社は11社で、これを6月までに20社に増やす予定とのことですが、これは北海道のバス会社の約半分に匹敵し、運行範囲の面積も北海道の約3分の2をカバーすることになるそうです。さすが北海道、スケールが大きい。

 ビーディスによると、近い将来には対象エリアを東北や関東にも広げたいとのことで、ひょっとすると東海地方や近畿地方は導入されないのかもしれません。
 ただ、ローカル路線バスは乗客数の減少によって、全国の多くのバス会社が厳しい経営状態だと言われます。劇的に乗客数が増えることはないでしょうが、路線バスの旅を志向する乗客にも乗りやすい環境を整えたら、一定の潜在的なニーズはあるでしょう。(わしは、まじめに、東紀州なんかで路線バス乗り継ぎの旅のスタンプラリーをやったら面白いと思います。)

 ビーディスさん、三重交通にもぜひ導入を! 

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