2016年5月26日木曜日

熊野を贈る2016サマーギフト

 熊野市ふるさと振興公社から、
熊野を贈る2016 Summer Gift 
というカタログが届きました。

 熊野市ふるさと振興公社は、世界遺産にも認定されている丸山千枚田の保全業務とか、入鹿温泉「瀞流荘」や湯ノ口温泉などの施設運営等の観光サービス業務、そして熊野地鶏などの農畜産物の生産・加工・販売業務を行っている一般社団法人で、理事長には河上熊野市長が就任しています。

 いわば、熊野市内の特産品の地域総合商社的な位置づけであり、公社が生産・加工している、紀和の梅干し、香酸かんきつの「新姫」(にいひめ)、熊野地鶏、紀和みそなどをパッケージにして販売する「熊野を贈る」シリーズは、もう数年続いていると思います。消費者から一定の評価を受けているということなのでしょう。
 夏を感じさせる熊野大花火大会の美しい写真が印刷されたカタログは、ついつい手に取ってみてしまう魅力があります。

 紹介されている商品については、熊野市ふるさと振興公社のホームページでも見ることができるようなので、関心がある向きはぜひそちらをご覧ください。


 新姫や熊野地鶏などいわば定番商品で、よく言えば安定しているし、悪く言えばややマンネリ感が出てきた商品ラインナップですが、夏の新商品(?)なのでしょうか、生きている紀和みそ 味噌だれ なるものが大々的にPRされていました。
 紀和みその風味・コクを活かし、少量であっても肉や野菜などいろいろな食材に甘辛いたれがしっかり絡む優れもののようです。(200g。税込み450円)

■熊野市ふるさと振興公社ホームページ  http://www.kumano-furusato.com/shop/gift.html

 で、ここからは余談。
 三重県の北部や中部の人間からは熊野市は尾鷲市周辺と「東紀州」と一括りにされたり、「尾鷲熊野」と一括りにされますが、実際に住んでみると、風土も言葉も、住民の気質もかなり違うことがわかります。

 その違いは大小さまざまあるし、それぞれ良い悪いもあるかもなのでここではいちいち書きませんが、典型的な一例が、まさしくこの「熊野を贈る」のようなご当地ギフトに見る熊野と尾鷲の違いです。

 尾鷲のご当地ギフトは、先日このブログにも書いた「尾鷲まるごとヤーヤ便」で、これも今月から頒布会の申し込み受け付けが始まったところですが、このヤーヤ便のほうは、事業の主体が地元の生産者や業者の団体である 協同組合 尾鷲観光物産協会 です。
 このため、ヤーヤ便は農林水産物や加工食品、お菓子、木工製品など多種多様な品種が詰め合わされており、いわばオール尾鷲の実物商品カタログ的な色合いが濃いものになっています。
 また、ヤーヤ便には一般便と、「ふるさと納税特別便」の2種類があって、ふるさと納税者はより優遇された商品構成になっているようです。
 一方の熊野市は一般社団法人(これも事業者の団体であることに変わりはない)であるものの、上述のように官製の色彩が濃い団体で、扱っている商品もふるさと振興公社の自社アイテムだけです。ふるさと納税者向けの別メニューというのもないようです。

 尾鷲がどちらかというと地域全体で固まり、横並び意識が強い風土なのに対して、熊野は相対的にまとまりがなく、できる人はどんどん自分だけで先に進んでしまう印象があります。そして、どぶろくにせよスイーツにせよ、足りないアイテムは自分で作ってしまう(内製化してしまう)のです。
 これは、わしが住んでいたときに感じた尾鷲と熊野の土地の印象とすごく似通っていて、超マニアックなツボかと思いますが、わし的には非常に笑えるところです。

 ただ、「熊野を贈る」に関して言えば、熊野というとやはり海の幸とか、みかん(温州みかん、マイヤーレモン)などをイメージする人は多いと思うので、このラインナップはこのニーズを取りこぼしている印象は否めません。
 熊野市内のみかん農家(金山パイロットとか)やひもの業者などともっとタイアップし、「熊野まるごと便」的なものを作ったほうが競争力はアップするのではないかと思います。

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