2016年6月5日日曜日

宇治橋鳥居はもともと本殿の棟持柱

 昨夜、NHK総合テレビで放映された「ブラタモリ」の影響か、唯一現存する伊勢御師の邸宅である丸岡宗太夫邸を取り上げたわしのブログのアクセス数が急増しました。(はんわしの評論家気取り 現存する唯一の伊勢神宮御師邸に行ってみた 2012年9月16日
 いやはや、テレビの効果ってすごいものです。
 この中で、伊勢神宮の式年遷宮によって撤下された古社殿の廃材が転用されている一例として、内宮(皇大神宮・ないくう)と外宮(豊受大神宮・げくう)の正殿に使われている棟持柱(むなもちばしら)が、内宮にある宇治橋の両端にある大鳥居に再利用されていることが紹介されていました。
 大鳥居は式年遷宮の20年後に、亀山市関町の旧東海道にある「関の追分」の大鳥居と、桑名市にあるやはり旧東海道「七里の渡し」の大鳥居としてさらに20年間利用されます。
 棟持柱以外の部分も伊勢神宮の摂社、末社の式年遷宮や、関連が深い全国の神社の遷宮、修繕などに活用されているそうです。(はんわしの評論家気取り 伊勢神宮廃材の行き先は? 2014年11月18日


 これが、宇治橋の鳥居を造り替えている工事の風景です。
 内宮の式年遷宮(遷御)は平成23年10月2日に斎行されましたが、宇治橋大鳥居の工事は平成26年9月30日に行われました。


 なお、宇治橋そのものは平成21年に架け替え工事が行われており、同年11月3日に渡始式が執り行われています。


 この大鳥居の柱は高さ10mくらいあります。なので、元々この木が棟持柱として使われていた正宮(本殿)は、この高さの上にさらに茅葺きの大屋根が乗っているわけです。どれくらい巨大な建物なのか、あらためて驚かされます。
 写真のこの柱は宇治橋の外側(西側)なので、外宮の棟持柱だったものであるはずです。本殿の大きさは、外宮の境内にある「せんぐう館」という展示施設に実物大のカットモデルがあるので、ここで体感することが可能です。伊勢神宮ご参拝の際は、こんな点も注目してみると面白いと思います。
~伊勢神宮の内宮と外宮は4kmほど離れた場所にあります。この両者はセットなので、片方だけでなく、可能な限り両宮をお参りされることをおすすめします~
 
■式年遷宮記念せんぐう館  http://www.sengukan.jp/

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