2016年7月12日火曜日

大遠会館まぐろレストランが建て替えへ

 思い起こせば平成24年~25年ごろ、わしは月に1回は四日市市にある大遠会館に行っていました。
 ここにはマグロが格安の料金で食べられる「まぐろレストラン」という施設があり、三重県北部の大幹線である国道23号に面しているロケーションもあって、家族連れからカップルから、営業マンからトラック運転手から、さまざまな人たちがまぐろ丼だの刺身定食だのを求めて賑わっています。
 わしもこの、おさかな天国 的な空間に魅了されていまい、出張の時の昼休みにはここに足繁く通っていたというわけなのでした。(この時の様子は以前このブログにも書きました。はんわしの「評論家気取り」 噂の大遠会館に遅ればせながら行ってみた 2012年6月13日)
 とにかく超有名な店ですから、知りたい方は食べログとかぐるなびとかを見てみてください。ぞろぞろと情報や体験記が出てくるはずです。
 さてその「まぐろレストラン」がこのたび建て替えられることに決まったそうです。レストランを運営している、バローホールディングスの子会社 ダイエンフーズが明らかにしたもので、増加傾向にある女性客などの取り込みを一段と図るため、装いを一新し、平成30年の開業を目指すとのことです。



 中部経済新聞によると、現在のまぐろレストランは広さが約600㎡、席数は160あって、それなりに広い食堂ですが、これに約5億円を投資して新たに建て替え、面積をさらに広げて席数も増やす方針とのこと。
 三重県産の食品などを販売する物販コーナーも設け、年間売り上げは現行の25%増に当たる2億5千万円を見込むそうです。(7月11日付け)
 
 実際に行ってみると、まぐろレストランのある大遠会館の周辺は、石油化学コンビナートや工場などが建ち並ぶ四日市港(富双地区)一帯の中にあって、漁業地帯とでも言うのか、冷凍倉庫とか水産加工場、船員の宿泊施設などが集まっているエリアです。
 ちなみに、わしが四日市のB級グルメナンバーワンと信じてやまない弁イ水産「ひもの食堂」もこの一角にあります。

 これはもともと、戦後から高度成長期まで、四日市港は遠洋漁業の一大基地だったからです。
 まぐろレストランも、ダイエンフーズが工場で加工したまぐろを使って始めた飲食店で、当初はお客のほとんどが漁業関係者でした。
 しかし、丼中心だった大衆食堂的なメニューから、近年はより多様なメニューを提供しており ~といっても、まぐろカツとかですが~ 家族連れや女性の来店が増えてきていました。

 現在すでに2億円もの売り上げがあるということなので、女性客向けのテコ入れで、いっそう客足は増えることでしょう。ここは食堂だけでなく、冷凍のカニとか鮭とかカズノコなんかもわりとお値打ちに売っていて、年末はすごく混雑するので、改装でしゅっとしたお店になれば、こちらの増収も期待できます。

 しかし・・・
 わし的には正直、やや複雑な気はします。今の色気もそっけもない武骨なコンクリート造りの大遠会館もレトロで好きだし、狭い窓口で食券(プラスチックの板)を購入し、カウンターで引き換えるスタイルも何となく好きでした。薄暗かったし。お茶は出がらしだったし。
 これが、しゅっとしてしまったら、何だかよそ行きの食堂になってしまわないかしらん。ファミリーや女性客は増えても、汗まみれの作業着のおじさんたちや、いかつい感じの運ちゃん達は入りずらくなってしまわないかしらん。
 それはそれで、四日市的でない(四日市港的でないというべきか)光景なような気がして。

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