2016年8月8日月曜日

三重県の「警察力」は46位!?

 皆さんの中で、実際に110番通報したことがある人はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
 わしは以前の職場で窓口の担当者をしていた時、こちらの対応が悪いといって大声でわめく人がいて、周りに迷惑だからやめてください、落ち着いたら中で話をしましょうと言っても聞き入れず、明らかに業務が妨害されていたので、やむを得ず110番したことがあります。
 少なくともわしのその時の経験では、警察官はなかなか来てくれません。通報から30分以上たって、こちらも数人がかりでその怒鳴り散らす人をいさめている最中に、サイレンを鳴らさないパトカーがやってきて、初老の警官と、20代前半と思われる若い警官の二人が降り立ちました。
 双方から簡単な事情の聞き取りを行った後、結局その人が飲酒のためか酩酊していたのでパトカーに乗せて交番か警察署かに連れて行ってくれたのですが、その時に初老のほうが「わしらも5人でこの管内を全域担当しとるもんで、通報してもらってもなかなか来れへんのやわ」とか何とか言い訳していたことを今でも思い出します。
 正直言ってその時は、この警官は何と頼りないことをいうのだろう、と思いましたが、今になってみると、このようないわゆる迷惑行為で110番がくる数はかなり多いのだろうし、日々事件事故がたくさん起こる中で、現場の警官も疲れていたのだろうなあと思います。
 なので、週刊ダイヤモンドが発表した 都道府県“警察力”ランキング なるもので、三重県が46位であっても、それは一概に非難できないことなのかもしれません。



 ダイヤモンドオンラインによると、同誌の警察力ランキングは「警察白書」に記載されている検挙率(検挙数÷認知件数)だけではなく、事故件数当たりの死亡者数、検挙率改善度、警察官の人数や予算も考慮した「真の警察力」を総合的に判断するものだそうです。
 ランキングですが、東京都警に当たる警視庁が総合点78.4で第一位。次いで70.6の長崎県警、第三位が57.6の山口県警です。二位の長崎と三位の山口は相当離れています。
 次にワーストですが、最下位の第47位が岩手県警(総合点31.5)、そして46位が三重県(34.1)、45位が栃木県警(34.8)となっています。

 三重県に住んでいると、治安が悪いと体感することはあまりないと思いますが、三重県警の警察力が低い理由は、検挙率がやはり相対的に低い、事故死亡者数が多い、検挙率改善度がマイナス(つまり前年より下がっている)、ということが挙げられそうです。予算や人員はざっと見たところ見劣りしていないようにも感じます。

 確かに三重県は今年6月に、県内で交通死亡事故が多発していることから「交通死亡事故多発警報」を発令しています。(7月10日まで)
 また、振り込め詐欺のような特殊詐欺の件数も増加していると報じられています。
 幸いにもわしが被害にあっていないだけで、実は意外と事態は深刻なのかもしれません。

 一方で難しいのは、ダイヤモンドの記事のような評価や警告があっても、それではその評価をどう改善していくかの道筋がなかなか立てられないことです。
 交通死亡事故警報も、その期間中は集中取り締まりなどをするのでしょうが、それが持続されるわけではないようです。要するに「キャンペーン」です。 
 やはり重要なのは、一般住民の意識啓発と、警察との協力体制を作り上げることであり、そのためにもう一工夫、ふた工夫していくことが大事なようです。

 冒頭の話に戻ると、110番するというのはかなり勇気のいることなので、警察官にも迅速に現場に駆けつけてもらうこと、そして、しっかりと対応していただくことが最も重要ではないかと思います。

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