2016年11月23日水曜日

遊覧船による楯ヶ崎観光が急増

楯ヶ崎(熊野観光公社HPより)
 YOMIURI ONLINEによると、熊野灘にある名勝 楯ヶ崎(熊野市)が人気を集めており、遊覧船を使って海から見物する観光客が急増しています。
 熊野市では、今後、観光遊覧船の増強などを検討していくそうです。(船で巡る楯ヶ崎 客急増 11月18日付け

 この記事によると、熊野市観光公社の話として、平成16年にユネスコの世界遺産に登録されてから、熊野古道を訪れる観光客が増加していますが、ここ数年は「熊野古道以外の観光地もツアーに組み入れたい」との要望が旅行会社から増え、楯ヶ崎を巡る遊覧船観光が組み込まれるようになりました。
 熊野古道と楯ヶ崎を組み合わせたツアーは、山と海の壮大な自然を堪能できるため満足度が高く、特に海から手軽に迫力満点の絶景を間近に見上げることができる遊覧船が人気となっており、利用客は平成25年度までは200人前後だったものが、平成26年度には約400人、翌平成27年度には約1600人に急増。今年度は4~9月の上半期ですでに900人を超えるほどの人気ぶりです。
 わしも何度か楯ヶ崎には行ったことがあるのですが、いずれも国道311号で最寄りの駐車場まで行き、そこから遊歩道を約40分歩く方法であり、残念ながら遊覧船を使ったことがありません。


 しかし船で海から見た人の話を聞くと、みな興奮気味に、ものすごい絶景だった、ものすごい迫力だったと言うので、わしも一度は行ってみたいものだと思っていましたが、そんなに人気だとは知りませんでした。

 観光三重によると、楯ヶ崎の遊覧船は松崎港発着と新鹿(あたしか)港発着の2つのルートがあるようですが、リンク先の熊野市観光公社のホームページには、なぜか松崎港発着しか説明がありません。
 これによると、遊覧船希望者は事前に熊野市観光公社に予約が必要なようですが、10時と14時に出港。船は「まるせい丸」という30人乗りの渡船。ちなみに渡船とは、釣り客などを沖合や磯の釣り場まで運ぶ船のことで、鳥羽湾や英虞湾で見かけるようなタイプの遊覧船ではありません。
 コースは熊野市大泊町にある松崎港から、鬼ヶ城~がまの口~楯ヶ崎~海金剛を経て松崎港に戻る約1時間10分の船旅です。
 気になるお値段ですが、何人乗るかで値段が変わり、一人で貸し切ったら9000円、二人乗船なら一人当たり4500円、5人以上乗る場合は一人3000円とのことです。(小学生以下は半額)
 正直言って、鳥羽や賢島の遊覧船の値段と比較すると、渡船利用だとしてもかなり安い気がします。人気が出るのはよくわかります。

 しかし、問題なのは楯ヶ崎遊覧船が渡船を利用しているため屋根がなく、雨にぬれたり、水しぶきがかかったりしやすいことです。
 旅行会社によっては屋根付き、座席がちゃんとしている、いわゆる普通の遊覧船であればツアーに組み込みたいというリクエストもあるそうで、熊野市では観光客用の遊覧船の導入など、観光しやすい方策を検討したいと話しているとのことです。

 このブログをご覧の方でも、楯ヶ崎は名前を聞いたことがあっても、実際に行ったことがある方は少ないかもしれません。しかし、紀勢自動車道(紀伊長島IC以南は通行料無料)と、熊野尾鷲道路(自動車専用道路。通行料無料)の開通によって、楯ヶ崎のある熊野市の漁村・甫母町(甫母町)に行くのはかなり楽になりました。古代の火山活動の名残ともいえる巨大な柱状節理が海に突き出してそびえている姿はここが日本とは思えないほどの絶景なので、ぜひ一度、その目でご覧になることを強くお勧めします。(グーグルマップはこちらです) 

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