2016年11月6日日曜日

お爺ちゃんぽく二軒茶屋を散歩してみた

 今日は天気も良く風もなく、やや遠くまで散歩してみる気になり、伊勢市の勢田川沿いにある二軒茶屋まで往復で約2時間、歩いてきました。何だかお爺ちゃんみたいですが。
 明治時代に鉄道が敷設されるまで、伊勢神宮の参詣客は、徒歩で伊勢街道を南下するか、伊勢湾を通って舟で来るかの、どちらかのルートでやってきていました。三重県南部の志摩や紀州、また三河や遠州の参詣者はこの舟ルートが多かったそうで、「舟参宮」と呼ばれ、勢田川沿川の神社(かみやしろ)や二軒茶屋が大きな船着場になっていたそうです。


 この写真は、勢田川の上流から下流側を見たものです。中央やや右のこんもりした木立が見えるのが二軒茶屋あたり。ちなみにその背後に遠景で見えるのが伊勢を代表する名峰・朝熊岳です。


 木立に寄っていくとこんな感じ。
「川の駅」という黒塗り板塀の大きな建物があり、観光イベントで舟参宮の再現ショーが行われる時に会場として使われたり、災害時には物資の運搬拠点などにも使われるようです。
 

 ただ、今日は何てことない普通の日曜日だったためか閉鎖されており、わしのほかには犬の散歩のおじさんが一人通りがかっただけで、まったく誰もいませんでした。
 
 こんな立派な案内看板がありました。


 舟参宮が廃れた後もこの付近は交通の要所だったようで、ごく近くには今も国道が通るほか、チンチン電車(三重交通神都線)の停留所もあったそうです。

 中でも目を引くのは、高さが3メートル以上ある立派な石碑です。
 明治5年、明治天皇が伊勢神宮を参拝する際に、ここ二軒茶屋から上陸したそうで ~伊勢の沖合までは軍艦でやって来て、そこからはしけに乗り換えたそうです~ その記念に建立されたものとのこと。


 大きな木の陰になるのと逆光のせいで、字はほとんど読めませんでした。

  もともと船着き場には湊屋と角屋の二軒の茶店があったそうなのですが、今は角屋のほうだけが存続しています。
 ここの「二軒茶屋餅」というきな粉をまぶしたあんころ餅は、伊勢の銘菓として有名です。(リンクはこちら)
 角屋の創業は戦国時代の1575年(天正3年)だそうで、なんと440年も存続している超老舗です。かの赤福が創業するより130年も前のことです。


 角屋は本業が醸造業で、地元向けに醤油とか味噌も作っていますし、ビール醸造場もあって「伊勢角屋麦酒」という地ビールも作られています。

 がまあ、ここらへんは別の機会に譲るとして、わし的には割と上出来な散歩タイムでした。
 伊勢市のB級観光スポットである河崎(やはり勢田川沿いにあって古い蔵の街並みが残る)から歩いて15分~20分くらいの距離なのですが、いかんせん、観光資源がここ角屋と川の駅くらいしかないので、おそらく観光客には全然知られていないスポットなのが残念な気はします。

グーグルマップはこちら(リンク

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