2016年12月13日火曜日

ベビースターラーメンのマスコットが引退へ

 スナック菓子の定番中の定番ともいえる「ベビースターラーメン」のマスコットキャラクター、ベイちゃんとビーちゃんが今年の12月末をもって「引退」することになったのを各紙が報じています。
 ベビースターラーメンの製造元である津市の(株)おやつカンパニーが今日公表したもの。
 ホームページの引退宣言によると「初代キャラクターからベビースターを受け継いで約30年。僕たちも新しい時代へとバトンタッチしていくことに決めました。」とありますが、詳細な引退の理由は明らかではありません。また、来年からの新キャラクターなどについても現時点では未定のようです。
 男の子の「ベイちゃん」は1988年(平成元年)にデビュー、その妹の「ビーちゃん」は2000年(平成12年)にデビューしました。ラーメンのためか基本はチャイナ服姿ですが、カレー味のベビースターのパッケージにはターバン姿、みそ味なら小坊主姿、洋風の味なら水兵服、など、さまざまなファッションで登場していました。


 ベビースターは年間2億食が生産され、アジア諸国にも輸出されているとのことですが、国内でもかなり以前から、いろいろな土地土地でご当地ベビースターが作られており、今でこそキットカットとかポッキーとか「ご当地モノ」のジャンルがありますが、そういったものの走りだったような気がします。
 NAVERまとめによると
・すみれベビースター(札幌ラーメンの超有名店「すみれ」とのコラボ商品)
・喜多方ラーメンベビースター
・牛タンベビースター
・スカイツリーもんじゃ味ベビースター
・上州太田焼そば味ベビースター
・甲府鳥もつ煮味ベビースター
・桜えびラーメン味ベビースター
・富士宮焼きそば味ベビースター
 などなど、東日本だけでも20種類近くの派生商品が作られています。おそらく全国のB級グルメブームにも乗っかっているのでしょう。

 それと同時に、アイデアの出尽くし感があったのも事実で、わしの推測ではありますが、今までの「型」を破る、ブレークスルーの必要性を会社も感じていたのかもしれません。国民的スナックであり、商品イメージがかっちりと出来上がっているだけに、まずはマスコットキャラクターから刷新する戦略なのでしょうか。

 ところで、三重県民がよその誰かから「三重県って何があるの?」と聞かれると、伊勢神宮や鈴鹿サーキットなどと並んで、井村屋の肉まん・あんまん(もしくはあずきバー)とかベビースターラーメンは必ず「実は隠れた三重県産」として口の端にのぼります。
 ベビースターラーメンはナショナルブランドでありながら生産拠点が津市にしかない完全な「県産品」なので、三重県民にとっては一種の自慢でもあります。

 その一方で、おやつカンパニーは平成26年にアメリカの投資ファンドであるカーライル・グループの事実上の傘下になりました。このことは県内では「三重県企業がファンドの軍門に下る」みたいなかなり大きなニュースになり、資本提携の理由として国内の市場は成熟化でスナック菓子も大きな成長は見込めないことから、海外展開を強化するため、海外市場でのマーケティングや海外工場の建設などを見越したものと言われていました。
 しかし現在も上述のように工場は津市内だけなので、このあたり、グローバル化の事業計画なども新マスコットの発表とあわせて公にされるのかもしれません。

■はんわしの評論家気取り    おやつカンパニーが投資ファンド「カーライル」傘下に(2014年5月29日)

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