2016年12月8日木曜日

ますます感度が鈍っていく件

 先日の日経MJに、この時期恒例の「2016年ヒット商品番付」が掲載されました。

 東の横綱は「ポケモンGO」
 対する西の横綱は「君の名は。」
 いずれも社会現象とさえいえるような大ヒットになっており、大関以下の番付についても、まあ順当と言うべきか、少なくともユーキャンの流行語大賞ほどに国民を混乱に陥れることがない、常識的な内容かと思いました。(ちなみに、番付外の「流行語賞」はゲス不倫。「残念賞」はSMAPです。)
 東西の、横綱から前頭14枚目までの合計38の名前のうち、わし自身、どれくらいよく知っているか、あるいは関わっているかということが、わしなりの情報感度というか流行感度だと思っているのですが、2016年についても全然知らないものがありました。
 昔なら、知らないにしても名前くらいは聞いたことがあるとかのレベルは保っていたのですが、今はダメです。全然知らないのです。
 年寄りはこうやって騙されるようになってしまうのでしょう。


 例えば西の関脇の「PSVR」。わしはゲームはまったくやらないので、2週間で5万2千台が売れる大ヒットと言われてもピンときません。
 「メルカリ」もしかり。カリメロじゃないのかと思う程度。
 「SNOW」も知ってはいるけど愛用しているであろう年恰好の方々とお付き合いがないのでテレビでしか見たことはない。

 こういったジャンルとは別に、おっさんなら知っていても不思議ではなったかもなのに、知らなかったのは「ZEH」。知ってますか? それ以前に読めますか?
 これは超省エネの「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」だそうです。ネット・ゼロということは光熱費ゼロ以上にすごいのでしょうか。
 このように科学技術は日進月歩であって、後発になればなるほど機能が飛躍的に充実し、しかも値段はその割に上がらないので、家にせよモノにせよ、今買うのが一番ソンをすることで、もし急がないものなら、なるべく後に買ったほうが得になる。
 これが日本で消費不況、デフレの一因ではないのかしらん。(これは東の関脇、日産セレナも同じ)
 そのせいか、ファストファッションや外食チェーン、100円ショップなどによる「低価格消費」(東の前頭)路線への回帰も気になるところです。

 あと、わしが特に関心を持つ「地方系」のヒット商品ですが、オバマ大統領が訪問し、プロ野球で盛り上がった「広島」(西の小結)と、自民党に反旗を翻して結果いろいろやらかしすぎている「小池百合子」(西の前頭)、それに、「47都道府県の一番搾り」、「北海道新幹線」、「地方クルーズ」が続きます。なおこの「地方クルーズ」とは福岡・博多に来るクルーズ船のことで、韓国や中国からの来航が多いため欧米のクルーズ各社も周遊コースを増やしているというもの。あと、都市鉱山の「リネットジャパン」も地方系かもしれません。

 というふうに、興味は尽きないヒット商品番付ですが、MJの記事の見出しは「熱狂、画面からリアルへ」というもので、スマホゲームや映画といった架空の世界が画面から飛び出し、リアルな人間の動きまで変えた、と総括しています。
 これはその通りで今年の大きな特徴だと思いますが、ネットとリアルは常に互換的なものであって、リアルからネットへという動きもまた大きな流れになっています。(実際に、インスタなどはその流れだと思います。)
 この点、乗り遅れないようにしたいなあと思います。とりあえずこの週末は時間があれば実はまだ見ていない「君の名は。」に行ってみることにしましょうか。

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